アプリケーション固有のLUN設定

System Managerでは、AFFクラスタでFC SAN向けに最適化されたLUNを作成する際、OracleやSQLなどのアプリケーションがサポートされます。LUNサイズなどのLUN設定は、各アプリケーションに固有なルールに従って決まります。SQLおよびOracleの場合、LUN設定は自動的に作成されます。

クラスタに複数のノードがある場合、System ManagerはAPIで選択された最初の2つのノードだけを使用してLUNを作成します。2つのノードにはそれぞれデータ アグリゲートがあらかじめ作成され、 アグリゲートの使用可能な容量と同じサイズのボリュームがそれぞれ作成されます。作成されるボリュームはシンプロビジョニングされ、LUNのスペース リザベーションは無効に設定されます。

ストレージ効率化ポリシーはデフォルトで有効になり、スケジュールは「daily」、サービス品質(QoS)は「best_effort」に設定されます。クラスタでは、アクセス時間(atime)の更新がデフォルトで有効になっていますが、 ボリュームの作成時にSystem Managerによって無効に設定され、ファイルの読み取りや書き込みが実行されてもディレクトリのアクセス時間フィールドは更新されません。
注:アクセス時間の更新を有効にすると、クラスタのデータ提供パフォーマンスが低下する原因になります。

SQLのLUN設定

デフォルトでは、LUNとボリュームは1つのSQL Serverインスタンス用にプロビジョニングされ、それぞれ1TBの2つのデータベースと24個の物理コアで構成されます。SQL Server用の一定のルールに従ってLUNとボリュームのスペースがプロビジョニングされます。HAペア間でLUNの負荷分散が実行されます。データベースの数は変更できます。データベースごとに8つのデータLUNと1つのログLUNが作成され、 SQLインスタンスごとに一時LUNが1つ作成されます。

次の表に、SQLのデフォルト設定でスペースがどのようにプロビジョニングされるかを示します。

ノード アグリゲート LUNタイプ ボリューム名 LUN名 LUNサイズの計算式 LUNサイズ(GB)
node1 node1_aggr1 データ db01_data01 db01_data01 データベース サイズ ÷ 8 125
    データ db01_data02 db01_data02 データベース サイズ ÷ 8 125
    データ db01_data03 db01_data03 データベース サイズ ÷ 8 125
    データ db01_data04 db01_data04 データベース サイズ ÷ 8 125
    データ db02_data01 db02_data01 データベース サイズ ÷ 8 125
    データ db02_data02 db02_data02 データベース サイズ ÷ 8 125
    データ db02_data03 db02_data03 データベース サイズ ÷ 8 125
    データ db02_data04 db02_data04 データベース サイズ ÷ 8 125
    ログ db01_log db01_log データベース サイズ ÷ 20 50
    一時 sql_temp sql_temp データベース サイズ ÷ 3 330
node2 node2_aggr1 データ db01_data05 db01_data05 データベース サイズ ÷ 8 125
    データ db01_data06 db01_data06 データベース サイズ ÷ 8 125
    データ db01_data07 db01_data07 データベース サイズ ÷ 8 125
    データ db01_data08 db01_data08 データベース サイズ ÷ 8 125
    データ db02_data05 db02_data05 データベース サイズ ÷ 8 125
    データ db02_data06 db02_data06 データベース サイズ ÷ 8 125
    データ db02_data07 db02_data07 データベース サイズ ÷ 8 125
    データ db02_data08 db02_data08 データベース サイズ ÷ 8 125
    ログ db02_log db02_log データベース サイズ ÷ 20 50

OracleのLUN設定

デフォルトでは、LUNとボリュームは2TBの1つのデータベース用にプロビジョニングされます。Oracle用の一定のルールに従ってLUNとボリュームのスペースがプロビジョニングされます。デフォルトでは、Oracle Real Application Cluster(RAC)は選択されません。

次の表に、Oracleのデフォルトの設定でスペースがどのようにプロビジョニングされるかを示します。

ノード アグリゲート LUNタイプ ボリューム名 LUN名 LUNサイズの計算式 LUNサイズ(GB)
node1 node1_aggr1 データ ora_vol01 ora_lundata01 データベース サイズ ÷ 8 250
    データ ora_vol02 ora_lundata02 データベース サイズ ÷ 8 250
    データ ora_vol03 ora_lundata03 データベース サイズ ÷ 8 250
    データ ora_vol04 ora_lundata04 データベース サイズ ÷ 8 250
    ログ ora_vol05 ora_lunlog1 データベース サイズ ÷ 40 50
    バイナリ ora_vol06 ora_orabin1 データベース サイズ ÷ 40 50
node2 node2_aggr1 データ ora_vol07 ora_lundata05 データベース サイズ ÷ 8 250
    データ ora_vol08 ora_lundata06 データベース サイズ ÷ 8 250
    データ ora_vol09 ora_lundata07 データベース サイズ ÷ 8 250
    データ ora_vol10 ora_lundata08 データベース サイズ ÷ 8 250
    ログ ora_vol11 ora_lunlog2 データベース サイズ ÷ 40 50

Oracle RACについては、LUNはグリッド ファイル用にプロビジョニングされます。Oracle RACでサポートされるRACノード数は2つだけです。

次の表に、Oracle RACのデフォルト設定でスペースがどのようにプロビジョニングされるかを示します。

ノード アグリゲート LUNタイプ ボリューム名 LUN名 LUNサイズの計算式 LUNサイズ(GB)
node1 node1_aggr1 データ ora_vol01 ora_lundata01 データベース サイズ ÷ 8 250
    データ ora_vol02 ora_lundata02 データベース サイズ ÷ 8 250
    データ ora_vol03 ora_lundata03 データベース サイズ ÷ 8 250
    データ ora_vol04 ora_lundata04 データベース サイズ ÷ 8 250
    ログ ora_vol05 ora_lunlog1 データベース サイズ ÷ 40 50
    バイナリ ora_vol06 ora_orabin1 データベース サイズ ÷ 40 50
    グリッド ora_vol07 ora_lungrid1 10GB 10
node2 node2_aggr1 データ ora_vol08 ora_lundata05 データベース サイズ ÷ 8 250
    データ ora_vol09 ora_lundata06 データベース サイズ ÷ 8 250
    データ ora_vol10 ora_lundata07 データベース サイズ ÷ 8 250
    データ ora_vol11 ora_lundata08 データベース サイズ ÷ 8 250
    ログ ora_vol12 ora_lunlog2 データベース サイズ ÷ 40 50
    バイナリ ora_vol13 ora_orabin2 データベース サイズ ÷ 40 50

その他の種類のアプリケーションのLUN設定

各LUNがボリューム内にプロビジョニングされます。LUNのスペースは指定したサイズに基づいてプロビジョニングされます。ノード間ですべてのLUNの負荷分散が実行されます。