System Managerを使用して、Storage Virtual Machine(SVM)内で、あるボリュームのLUNを別のボリュームまたはqtreeに移動できます。高速なディスクを含むアグリゲートでホストされているボリュームに移動すれば、LUNへのアクセス速度が向上します。
タスク概要
- 同じボリューム内のqtreeにLUNを移動することはできません。
- CLIを使用してファイルから作成したLUNは、System Managerを使用して移動することはできません。
- LUNの移動処理は無停止で実行でき、移動中もLUNはオンラインでデータを提供することができます。
- 移動先のボリュームに割り当てられているスペースがLUNの格納に十分でない場合は、System Managerを使用してLUNを移動することはできません。ボリュームで自動拡張が有効になっていても同様です。
代わりにCLIを使用する必要があります。
- SnapLockボリュームのLUNは移動できません。
手順
- をクリックします。
- [LUN管理]タブで、移動するLUNをLUNのリストから選択し、[移動]をクリックします。
- オプション: [LUNの移動]ダイアログ ボックスの[移動オプション]領域で、デフォルトから変更する場合は新しいLUN名を指定します。
- LUNの移動先のストレージ オブジェクトを選択し、次のいずれかの操作を実行します。
LUNの移動先 |
作業 |
新しいボリューム |
- 新しいボリュームを作成するアグリゲートを選択します。
- ボリュームの名前を指定します。
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既存のボリュームまたはqtree |
- LUNを移動するボリュームを選択します。
- 選択したボリュームにqtreeが含まれている場合、LUNを移動するqtreeを選択します。
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- [移動]をクリックします。
- LUNの移動処理を確定し、[続行]をクリックします。
ごく短時間、移動したLUNが元のボリュームと移動後のボリュームの両方に表示されます。移動処理が完了すると、移動後のボリュームにLUNが表示されます。
移動先のボリュームまたはqtreeが、LUNの新しいコンテナ パスとして表示されます。