System Managerを使用して、ミラー関係をソースStorage Virtual Machine(SVM)から作成し、ミラー ポリシーとスケジュールをそのミラー関係に割り当てることができます。ミラー コピーを作成しておけば、ソース ボリュームのデータが破損した場合や失われた場合でも、データをすぐに使用することができます。
開始する前に
- ソース クラスタとデスティネーション クラスタでSnapMirrorライセンスが有効になっている必要があります。
注:- 一部のプラットフォームでは、デスティネーション クラスタでSnapMirrorライセンスに加えてData Protection Optimization(DPO)ライセンスが有効になっていれば、ソース クラスタでSnapMirrorライセンスが有効になっていなくてもかまいません。
- デスティネーション クラスタでDPOライセンスを有効にしたあと、ソース クラスタのブラウザをリフレッシュしないと[保護]オプションは有効になりません。
- SnapLockボリュームをミラーするには、ソース クラスタとデスティネーション クラスタの両方にSnapMirrorライセンスがインストールされていて、デスティネーション クラスタにSnapLockライセンスがインストールされている必要があります。
- ソース クラスタとデスティネーション クラスタ、およびソースSVMとデスティネーションSVMで正常なピア関係が確立されている必要があります。
- デスティネーション アグリゲートの使用可能なスペースを確保しておく必要があります。
- FlexVolがオンラインであり、読み書き可能である必要があります。
- SnapLockアグリゲートのタイプが同じである必要があります。
- 一度に保護できるボリュームは最大25個です。
- ONTAP 9.2以前のバージョンを実行しているクラスタからSecurity Assertion Markup Language(SAML)認証が有効になっているリモート クラスタに接続する場合は、リモート クラスタでパスワードベースの認証を有効にする必要があります。
手順
- をクリックします。
- [SVMのボリューム]リストから、[すべてのSVM]を選択します。
- ミラー関係を作成するボリュームを選択し、をクリックします。
[保護]オプションは、読み書き可能ボリュームでのみ使用できます。
- [ボリューム関係のタイプ]リストから[ミラー]を選択します。
- クラスタとSVMを指定し、デスティネーション ボリュームの名前に付けるサフィックスを入力します。
指定したクラスタでONTAP 9.3より前のバージョンのONTAPソフトウェアが実行されている場合、ピア関係が設定されたSVMだけがリストに表示されます。指定したクラスタでONTAP9.3以降が実行されている場合は、ピア関係が設定されたSVMと許可されたSVMが表示されます。
- オプション:
をクリックして保護ポリシーと保護スケジュールを更新し、FabricPool対応アグリゲートを選択して、保護関係を初期化します。
- [保存]をクリックします。
タスクの結果
dpタイプの新しいデスティネーション ボリュームが作成されます。デフォルトの設定は次のとおりです。
- 自動拡張は有効になります。
- 圧縮は無効になります。
- 言語属性はソース ボリュームと同じになります。
デスティネーションFlexVolがソースFlexVolとは異なるSVMにある場合は、2つのSVM間のピア関係が作成されます(まだ存在しない場合)。
ソース ボリュームとデスティネーション ボリュームの間のミラー関係が作成されます。関係を初期化するように選択した場合は、ベースSnapshotコピーがデスティネーション ボリュームに転送されます。