FlexCloneボリュームの初期スペース保証は親ボリュームから継承されます。たとえば、スペース保証がvolumeに設定された親ボリュームからFlexCloneボリュームを作成する場合、FlexCloneボリュームの初期スペース保証もvolumeになります。 FlexCloneボリュームのスペース保証は変更できます。
たとえば、スペース保証が volumeに設定された100MBのFlexVolを、新しいFlexCloneボリュームの親ボリュームとして使用するとします。100MBのうち、使用済みスペースは70MB、空きスペースは30MBです。新しいFlexCloneボリュームには初期のスペースギャランティとしてvolumeになりますが、アグリゲートに対して100MBの全スペースを要求するわけではありません(ボリュームを複製した場合には必要になります)。 代わりに、アグリゲートはクローンに30MBの空きスペース(= 100MB - 70MB)を割り当てれば済むようになります。
親ボリュームが同じクローンが複数ある場合にスペース保証をvolumeに設定すると、それらのすべてのクローンで同じ親のスペースが共有されるため、スペースの削減効果がさらに高まります。