[Storage Virtual Machine]ウィンドウを使用して、Storage Virtual Machine(SVM)を管理したり、SVMに関する情報を表示したりできます。
ディザスタ リカバリ(DR)用に設定されたSVMは、System Managerを使用して管理(作成、編集、削除、開始、または停止)できません。また、ディザスタ リカバリ用に設定されたSVMに関連付けられたストレージ オブジェクトを表示することもできません。
コマンド ボタン
- 作成
- Storage Virtual Machine(SVM)のセットアップウィザードを表示します。このウィザードで、新しいSVMを作成できます。
- 編集
- [Storage Virtual Machine の編集]ダイアログ ボックスを開きます。このダイアログ ボックスで、選択したSVMのプロパティ(ネーム サービス スイッチ、ネーム マッピング スイッチ、アグリゲート リストなど)を変更できます。
- 削除
- 選択したSVMを削除します。
- 開始
- 選択したSVMを起動します。
- 停止
- 選択したSVMを停止します。
- 管理
- 選択したSVMのストレージ、ポリシー、および設定を管理します。
- 保護処理
- 次のオプションが用意されています。
- 初期化
- SVM関係を初期化して、ソースSVMからデスティネーションSVMへのベースライン転送を実行できます。
- 更新
- ソースSVMからデスティネーションSVMにデータを更新できます。
- デスティネーションSVMのアクティブ化
- デスティネーションSVMをアクティブ化できます。
- ソースSVMからの再同期
- 解除した関係の再同期を開始できます。
- デスティネーションSVMからの再同期(逆再同期)
- デスティネーションSVMからソースSVMに関係を再同期できます。
- ソースSVMの再アクティブ化
- ソースSVMを再アクティブ化できます。
- リフレッシュ
- ウィンドウ内の情報を更新します。
SVMリスト
SVMリストには、各SVMの名前と、そのSVMで使用可能なプロトコルが表示されます。
System Managerで表示できるのはデータSVMだけです。
- 名前
- SVMの名前が表示されます。
- 状態
- SVMの状態(実行中、起動中、停止、停止中など)が表示されます。
- サブタイプ
- SVMのサブタイプが表示されます。サブタイプは次のいずれかになります。
- default
SVMがデータ提供用SVMであることを示します。
- dp-destination
SVMがディザスタ リカバリ用に設定されていることを示します。
- sync-source
SVMがMetroCluster構成のプライマリ サイト内にあることを示します。
- sync-destination
SVMがMetroCluster構成のセカンダリ サイト内にあることを示します。
- 許可されたプロトコル
- 各SVMで許可されているプロトコル(CIFSやNFSなど)が表示されます。
- IPspace
- 関連付けられたSVMのIPspaceが表示されます。
- ボリューム タイプ
- 各SVMで許可されているボリューム タイプ(FlexVolなど)が表示されます。
- 保護
- SVMが保護されているかどうかが表示されます。
- 設定状態
- SVMの設定状態がロックされているかどうかが表示されます。
詳細領域
SVMのリストの下の領域には、選択したSVMに関する詳細情報が表示されます。これには、許可されているボリュームのタイプ、言語、Snapshotポリシーなどの情報が含まれます。
このSVMで許可されるプロトコルを設定することもできます。SVMの作成時にプロトコルを設定していない場合は、プロトコルのリンクをクリックしてプロトコルを設定できます。
System Managerを使用して、ディザスタ リカバリ用に設定されたSVMのプロトコルを設定することはできません。
注:SVMに対してすでにFCPサービスが開始されている場合は、FCおよびFCoEのリンクをクリックすると[ネットワーク インターフェイス]ウィンドウが開きます。
プロトコルの設定のステータスが色で示されます。
ステータス |
説明 |
緑 |
LIFが存在し、プロトコルが設定されています。 リンクをクリックして設定の詳細を確認できます。 注:設定は完全には完了していない可能性があります。ただし、サービスは実行されています。LIFを作成し、設定を完了するには、[ネットワーク インターフェイス]ウィンドウを使用します。
|
黄 |
次のいずれかを示します。- LIFが存在します。サービスは作成されていますが実行されていません。
- LIFが存在します。サービスは作成されていません。
- サービスが作成されています。LIFは存在しません。
|
グレー |
プロトコルが設定されていません。プロトコルのリンクをクリックしてプロトコルを設定できます。 |
グレーの枠線 |
プロトコルのライセンスがないか期限が切れています。プロトコルのリンクをクリックして、[ライセンス]ページでライセンスを追加できます。 |
管理インターフェイスを追加し、保護関係、保護ポリシー、NISドメインなどの詳細を表示することもできます。
詳細領域には、SVMのパブリックSSL証明書へのリンクもあります。このリンクをクリックすると、次の作業を実行できます。
- 証明書の詳細、シリアル番号、開始日、および有効期限を表示する。
- 証明書をクリップボードにコピーする。
- 証明書の詳細をEメールで送信する。
[ピア Storage Virtual Machine]領域
選択したSVMとピア関係にあるSVMのリストと、それらのピア関係を使用しているアプリケーションの詳細が表示されます。