NVMeネームスペースは、論理ブロックにフォーマット可能な不揮発性メモリ(NVM)の容量です。ネームスペースは、Storage Virtual MachineでNVMeプロトコルが設定されている場合に使用され、FCおよびiSCSIプロトコルのLUNに相当します。
NVMeホストには、1つ以上のネームスペースがプロビジョニングされて接続されます。各ネームスペースがさまざまなブロック サイズをサポートできます。
NVMeプロトコルは、複数のコントローラ経由でネームスペースへのアクセスを提供します。ほとんどのオペレーティング システムでサポートされているNVMeドライバを使用すると、Solid State Drive(SSD;ソリッド ステート ドライブ)ネームスペースは標準ブロック デバイスとして表示され、そのままでファイルシステムとアプリケーションを導入できます。
ネームスペースID(NSID)は、コントローラがネームスペースへのアクセスを提供するために使用する識別子です。ホストまたはホスト グループに対してNSIDを設定する場合は、ホストからボリュームへのアクセスも設定します。論理ブロックは、一度に1つのホスト グループにのみマッピングできます。同じホスト グループに複数のNSIDが割り当てられることはありません。
NVMeサブシステムには、1つ以上のNVMeコントローラ、ネームスペース、NVMサブシステム ポート、NVMストレージ メディア、およびコントローラとNVMストレージ メディア間のインターフェイスが含まれます。NVMeネームスペースを作成する際、NVMeサブシステムをネームスペースにマッピングする方法を次の中から選択できます。
NVMeサブシステムの名前では大文字と小文字が区別されます。1~96文字で指定する必要があり、特殊文字を使用できます。
サブシステムの作成先であるホストのOSタイプ。
コントローラに接続するホストNVMeの修飾名。サブシステムには複数のホストを接続できるため、この列では値をカンマで区切って指定できます。