ソース データが破損して使用できなくなった場合は、System Managerを使用して、ソース ボリュームまたはその他のボリュームにSnapshotコピーをリストアします。元のデータをデスティネーション ボリュームのSnapshotコピーで置き換えることができます。
開始する前に
- ソース クラスタとデスティネーション クラスタの両方、またはソース ボリュームを含むノードとデスティネーション ボリュームを含むノードの両方で、SnapMirrorライセンスとSnapVaultライセンスが有効になっている必要があります。
- ソース クラスタとデスティネーション クラスタで正常なピア関係が確立されている必要があります。
- ソース アグリゲートやリストア処理の対象となるその他のアグリゲートがすべて64ビットである必要があります。
- ONTAP 9.2以前のバージョンを実行しているクラスタからSAML認証が有効になっているリモート クラスタに接続する場合は、リモート クラスタでパスワードベースの認証も有効にする必要があります。
タスク概要
- MetroCluster構成のソースのStorage Virtual Machine(SVM)とデスティネーションのSVMの間でミラーとバックアップ関係が確立されたボリュームはリストアできません。
- リストアできるのは、次の構成のミラーとバックアップ関係です。
- MetroCluster構成の同期元のSVM間
- 同期元のSVMのボリュームからデフォルトのSVM
- デフォルトのSVMのボリュームから同期元のSVMのDPボリューム
手順
- をクリックします。
- リストアするミラーとバックアップ関係を選択し、をクリックします。
- [リストア]ダイアログ ボックスで、関係のソース ボリュームにデータをリストアするか、他のボリュームを選択します。
データのリストア先 |
設定する内容 |
ソース ボリューム |
- [ソース ボリューム]を選択します。
- 手順6に進みます。
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その他のボリューム |
[他のボリューム]を選択し、リストからクラスタとSVMを選択します。 |
- データを新しいボリュームまたは既存のボリュームにリストアします。
データのリストア先 |
設定する内容 |
新しいボリューム |
デフォルトの名前(「destination_SVM_name_destination_volume_name_restore」)を変更する場合は、新しい名前を指定し、ボリュームの包含アグリゲートを選択します。 |
既存のボリューム |
[ボリュームの選択]オプションを選択します。 ソース ボリューム以外のボリュームの中から、一部のデータだけを含み、残りは共通のSnapshotコピーを使用する読み書き可能ボリュームを選択する必要があります。
言語属性がソース ボリュームと同じボリュームだけが表示されます。
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- 最新のSnapshotコピーを選択するか、リストアする特定のSnapshotコピーを選択します。
- 確認のチェック ボックスをオンにし、Snapshotコピーからボリュームをリストアします。
- オプション: リストア処理中に転送されるデータを圧縮する場合は、[ネットワーク圧縮を有効にする]チェック ボックスを選択します。
- [リストア]をクリックします。