レプリケーション関係の作成

プライマリ ストレージのソース ボリュームとセカンダリ ストレージのデスティネーション ボリュームの関係はデータ保護関係と呼ばれます。snapmirror createコマンドを使用すると、SnapMirror DR、SnapVault、またはユニファイド レプリケーションのデータ保護関係を作成できます。

開始する前に

タスク概要

ONTAP 9.3までは、DPモードで起動するSnapMirrorとXDPモードで起動するSnapMirrorは異なるレプリケーション エンジンを使用しており、バージョン依存性に対するアプローチも異なっていました。

パフォーマンスの改善に伴い、レプリケーション スループットではバージョンに依存するモードの方がわずかに優れてはいるものの、バージョンに依存しないSnapMirrorの方がはるかに大きなメリットが得られるようになりました。そのため、ONTAP 9.3以降ではXDPモードが新しいデフォルト値となり、コマンドラインまたは新規 / 既存のスクリプトにおけるDPモードの起動は自動的にXDPモードに変換されます。

既存の関係には影響しません。DPタイプの既存の関係は引き続きDPタイプになります。次の表は、想定される動作を示しています。

指定するモード

タイプ

デフォルト ポリシー(ポリシーを指定しない場合)

DP XDP MirrorAllSnapshots(SnapMirror DR)
なし XDP MirrorAllSnapshots(SnapMirror DR)
XDP XDP XDPDefault(SnapVault)

以下の手順の例も参照してください。

以下は例外です。

ONTAP 9.3以前では、デスティネーション ボリュームに格納できるSnapshotコピーは最大251個です。ONTAP 9.4以降では、デスティネーション ボリュームに格納できるSnapshotコピーは最大1019個です。

ONTAP 9.5以降では、SnapMirror Synchronous関係がサポートされます。

手順

デスティネーション クラスタから、レプリケーション関係を作成します。snapmirror create -source-path SVM:volume|cluster://SVM/volume, ... -destination-path SVM:volume|cluster://SVM/volume, ... -type DP|XDP -schedule schedule -policy policy
コマンド構文全体については、マニュアル ページを参照してください。
注: scheduleパラメータは、SnapMirror Synchronous関係の作成時には指定しません。
次の例は、デフォルトのMirrorLatestポリシーを使用して、SnapMirror DR関係を作成します。
cluster_dst::> snapmirror create -source-path svm1:volA -destination-path svm_backup:volA_dst -type XDP -schedule my_daily -policy MirrorLatest
次の例は、デフォルトのXDPDefaultポリシーを使用して、SnapVault関係を作成します。
cluster_dst::> snapmirror create -source-path svm1:volA -destination-path svm_backup:volA_dst -type XDP -schedule my_daily -policy XDPDefault
次の例は、デフォルトのMirrorAndVaultポリシーを使用して、ユニファイド レプリケーション関係を作成します。
cluster_dst:> snapmirror create -source-path svm1:volA -destination-path svm_backup:volA_dst -type XDP -schedule my_daily -policy MirrorAndVault
次の例は、カスタムのmy_unifiedポリシーを使用して、ユニファイド レプリケーション関係を作成します。
cluster_dst::> snapmirror create -source-path svm1:volA -destination-path svm_backup:volA_dst -type XDP -schedule my_daily -policy my_unified
次の例は、デフォルトのSyncポリシーを使用して、SnapMirror Synchronous関係を作成します。
cluster_dst::> snapmirror create -source-path svm1:volA -destination-path svm_backup:volA_dst -type XDP -policy Sync
次の例は、デフォルトのStrictSyncポリシーを使用して、SnapMirror Synchronous関係を作成します。
cluster_dst::> snapmirror create -source-path svm1:volA -destination-path svm_backup:volA_dst -type XDP -policy StrictSync
次の例は、SnapMirror DR関係を作成します。DPタイプは自動的にXDPに変換され、ポリシーは指定されません。デフォルト ポリシーはMirrorAllSnapshotsです。
cluster_dst::> snapmirror create -source-path svm1:volA -destination-path svm_backup:volA_dst -type DP -schedule my_daily
次の例は、SnapMirror DR関係を作成します。タイプまたはポリシーは指定されません。デフォルト ポリシーはMirrorAllSnapshotsです。
cluster_dst::> snapmirror create -source-path svm1:volA -destination-path svm_backup:volA_dst -schedule my_daily
次の例は、SnapMirror DR関係を作成します。ポリシーは指定されません。デフォルト ポリシーはXDPDefaultです。
cluster_dst::> snapmirror create -source-path svm1:volA -destination-path svm_backup:volA_dst -type XDP -schedule my_daily
次の例は、事前定義されたSnapCenterSyncポリシーを使用してSnapMirror Synchronous関係を作成します。
cluster_dst::> snapmirror create -source-path svm1:volA -destination-path svm_backup:volA_dst -type XDP -policy SnapCenterSync
注: 事前定義されたSnapCenterSyncポリシーのタイプはSyncです。このポリシーでは、snapmirror-labelが「app_consistent」のSnapshotコピーがすべてレプリケートされます。

終了後の操作

snapmirror showコマンドを使用して、SnapMirror関係が作成されたことを確認します。コマンド構文全体については、マニュアル ページを参照してください。