負荷共有ミラー関係の作成および初期化

クラスタ内のそれぞれのルート ボリュームについて、負荷共有ミラー(LSM)を作成する必要があります。LSMは、ルート ボリュームを含まない任意のノード(別のHAペアを推奨)に作成できます。2ノード クラスタの場合は、ルート ボリュームがあるノードのパートナーにLSMを作成できます。

タスク概要

HA ペアのディスクが失われた場合、同じノードに LSM を作成すると、シングルポイント障害が発生し、データをリカバリするための 2 つ目のコピーが作成されません。ただし、ルートボリュームを含むノードとは別のノード、または別の HA ペアに LSM を作成しても、障害が発生した場合でもデータにアクセスできます。

たとえば、4ノード クラスタの3つのノードにルート ボリュームがある場合、次のようになります。

手順

  1. LSMのデスティネーション ボリュームを作成します。volume create -vserver SVM -volume volume -aggregate aggregate -type DP -size size
    デスティネーション ボリュームのサイズは、ルート ボリュームと同じかそれ以上である必要があります。

    ルート ボリュームとデスティネーション ボリュームの名前にサフィックス(_root_m1など)を追加することを推奨します。

    コマンド構文全体については、マニュアル ページを参照してください。

    次の例は、cluster_srcにルート ボリュームsvm1_rootの負荷共有ミラー ボリュームを作成します。
    cluster_src:> volume create -vserver svm1 -volume svm1_m1 -aggregate aggr_1 -size 1gb -state online -type DP
    
  2. レプリケーションジョブスケジュールを作成レプリケーション ジョブ スケジュールの作成します(を参照)。
  3. SVM ルートボリュームと LSM のデスティネーションボリュームの間にロードシェアリングミラー関係を作成します。 snapmirror create -source-path SVM:volume|cluster://SVM/volume -destination-path SVM:volume|cluster://SVM/volume -type LS -schedule schedule
    コマンド構文全体については、マニュアル ページを参照してください。

    次の例は、ルート ボリュームsvm1_rootと負荷共有ミラー ボリュームsvm1_m1の間に負荷共有ミラー関係を作成します。

    cluster_src::> snapmirror create -source-path svm1:svm1_root -destination-path svm1:svm1_m1 -type LS -schedule hourly
    
    負荷共有ミラー ボリュームのtype属性がDPからLSに変わります。
  4. 負荷共有ミラーを初期化します。snapmirror initialize-ls-set -source-path SVM:volume|cluster://SVM/volume
    初期化には時間がかかる場合があります。ベースライン転送はオフピークの時間帯に実行することを推奨します。

    コマンド構文全体については、マニュアル ページを参照してください。

    次の例は、ルート ボリュームsvm1_rootの負荷共有ミラーを初期化します。
    cluster_src::> snapmirror initialize-ls-set -source-path svm1:svm1_root