FlexGroupボリュームの作成

FlexGroupボリュームを作成するアグリゲートを手動で選択し、各アグリゲートのコンスティチュエントの数を指定して、FlexGroupボリュームを作成することができます。

タスク概要

FlexGroupボリュームを作成するためにアグリゲート内に必要なスペースを確認しておく必要があります。

FlexGroupボリュームをプロビジョニングする際のアグリゲート スペースに関するガイドライン

手順

  1. FlexGroupボリュームを作成します。volume create -vserver svm_name -volume flexgroup_name -aggr-list aggr1,aggr2,.. -aggr-list-multiplier constituents_per_aggr -size fg_size [–encrypt true] [-qos-policy-group qos_policy_group_name]
    • -aggr-listパラメータには、FlexGroupボリュームのコンスティチュエントに使用するアグリゲートのリストを指定します。

      指定したエントリごとに、そのアグリゲート上にコンスティチュエントが1つ作成されます。同じアグリゲートを複数回指定すると、そのアグリゲート上に複数のコンスティチュエントを作成できます。

      FlexGroupボリューム全体で一貫したパフォーマンスが得られるように、ディスク タイプとRAIDグループ構成をすべてのアグリゲートで同じにする必要があります。

    • -aggr-list-multiplierパラメータを指定すると、FlexGroupボリュームを作成するときに、-aggr-listパラメータで指定したアグリゲートが指定した回数繰り返して使用されます。

      -aggr-list-multiplierパラメータのデフォルト値は4です。

    • sizeパラメータで、FlexGroupボリュームのサイズ(KB、MB、GB、TB、またはPB)を指定します。
    • ONTAP 9.5以降では、オールSSDアグリゲートのみを使用するFlexGroupボリュームをFabricPoolに作成できます。

      FablicPoolのFlexGroupボリュームを作成するには、-aggr-listパラメータで指定するすべてのアグリゲートがFabricPoolであることが必要です。FabricPoolではボリューム ギャランティを常にnoneに設定する必要があります。FlexGroupボリュームには、階層化ポリシーと階層化の最小クーリング期間も指定できます。

      ディスクおよびアグリゲートの管理

    • ONTAP 9.4以降では、FlexGroupボリュームにスループットの下限(最小QoS)とアダプティブQoSを指定できます。

      パフォーマンス管理

    • ONTAP 9.3以降では、FlexGroupボリュームにスループットの上限(最大QoS)を指定して、FlexGroupボリュームが消費するパフォーマンス リソースを制限できます。
    • ONTAP 9.2以降では、-encryptパラメータをtrueに設定することで、FlexGroupボリュームで暗号化を有効にすることができます。

      暗号化されたボリュームを作成するには、ボリューム暗号化ライセンスとキー管理ツールをインストールしておく必要があります。

      注: 暗号化はFlexGroupボリュームの作成時に有効にする必要があります。既存のFlexGroupボリュームで暗号化を有効にすることはできません。

      保存中のデータを暗号化

    cluster-1::> volume create -vserver vs0 -volume fg2 -aggr-list aggr1,aggr2,aggr3,aggr1 -aggr-list-multiplier 2 -size 500TB
    
    Warning: A FlexGroup "fg2" will be created with the following number of constituents of size 62.50TB: 8.
    Do you want to continue? {y|n}: y
    
    [Job 43] Job succeeded: Successful
    

    この例の場合、FablicPoolのFlexGroupボリュームを作成するには、すべてのアグリゲート(aggr1、aggr2、aggr3)がFabricPool内のアグリゲートであることが必要です。

  2. オプション: FlexGroupボリュームをジャンクション パスにマウントします。volume mount -vserver vserver_name -volume vol_name -junction-path junction_path
    cluster1::> volume mount -vserver vs0 -volume fg2 -junction-path /fg

終了後の操作

クライアントからFlexGroupボリュームをマウントします。

ONTAP 9.6以前のバージョンでは、Storage Virtual Machine(SVM)でNFSv3とNFSv4の両方が設定されている場合、クライアントからのFlexGroupボリュームのマウントが失敗することがあります。その場合は、クライアントからFlexGroupボリュームをマウントする際に、NFSバージョンを明示的に指定する必要があります。

# mount -t nfs -o vers=3 192.53.19.64:/fg /mnt/fg2
# ls /mnt/fg2
file1  file2