FlexGroupボリュームでのクォータの使用

ONTAP 9.4以前では、FlexGroupボリュームにクォータ ルールを適用してもレポートの対象となるだけで、クォータ制限を適用することはできませんでした。ONTAP 9.5以降では、FlexGroupボリュームに対するクォータ ルールに制限を適用できます。

タスク概要

手順

  1. ターゲットのクォータ ルールを作成します。volume quota policy rule create -vserver vs0 -policy-name quota_policy_of_the_rule -volume flexgroup_vol -type {tree|user|group} -target target_for_rule -qtree qtree_name [-disk-limit hard_disk_limit_size] [-file-limit hard_limit_number_of_files] [-threshold threshold_disk_limit_size] [-soft-disk-limit soft_disk_limit_size] [-soft-file-limit soft_limit_number_of_files]
    • ONTAP 9.2およびONTAP 9.1では、FlexGroupボリュームのクォータ ターゲットのタイプとしてuserまたはgroupのみを指定できます。

      FlexGroupボリュームでのツリー クォータ タイプの使用は、ONTAP 9.2およびONTAP 9.1ではサポートされていません。

    • ONTAP 9.3以降では、FlexGroupボリュームのクォータ ターゲットのタイプとしてusergroup、またはtreeを指定できます。
    • FlexGroupボリュームのクォータ ルールを作成する際に、ターゲットとしてパスを指定することはできません。
    • ONTAP 9.5以降では、FlexGroupボリュームに対して、ディスクのハード リミット、ファイルのハード リミット、ディスクのソフト リミット、ファイルのソフト リミット、しきい値制限の各クォータを指定できます。

      ONTAP 9.4以前では、FlexGroupボリュームのクォータ ルールを作成する際に、ディスク リミット、ファイル リミット、ディスク リミットのしきい値、ディスクのソフト リミット、ファイルのソフト リミットを指定できません。

    次の例では、ユーザ ターゲット タイプにデフォルトのクォータ ルールを作成します。

    cluster1::> volume quota policy rule create -vserver vs0 -policy-name quota_policy_vs0_1 -volume fg1 -type user -target "" -qtree ""

    次の例では、qtree1という名前のqtreeにツリー クォータ ルールを作成します。

    cluster1::> volume quota policy rule create -policy-name default -vserver vs0 -volume fg1 -type tree -target "qtree1"
  2. 指定したFlexGroupボリュームのクォータをアクティブにします。volume quota on -vserver svm_name -volume flexgroup_vol -foreground true
    cluster1::> volume quota on -vserver vs0 -volume fg1 -foreground true
  3. クォータの初期化の状態を監視します。volume quota show -vserver svm_name
    FlexGroupボリュームの状態がmixedと表示される場合、まだすべてのコンスティチュエント ボリュームの状態が同じになっていません。
    cluster1::> volume quota show -vserver vs0
                                              Scan
    Vserver    Volume        State            Status
    ---------  ------------  ---------------  ------
    vs0        fg1           initializing         95%
    vs0        vol1          off                   -
    2 entries were displayed.
  4. クォータ レポートを表示してアクティブなクォータがあるFlexGroupボリュームを確認します。volume quota report -vserver svm_name -volume flexgroup_vol
    FlexGroupボリュームについては、volume quota reportコマンドでパスを指定することはできません。

    次の例は、FlexGroupボリュームfg1のユーザ クォータを表示します。

    cluster1::> volume quota report -vserver vs0 -volume fg1
      Vserver: vs0
                                          ----Disk----  ----Files-----   Quota
      Volume   Tree      Type    ID        Used  Limit    Used   Limit   Specifier
      -------  --------  ------  -------  -----  -----  ------  ------   ---------
      fg1                user    *           0B      -       0       -   *
      fg1                user    root       1GB      -       1       -   *
      2 entries were displayed.

    次の例は、FlexGroupボリュームfg1のツリー クォータを表示します。

    cluster1::> volume quota report -vserver vs0 -volume fg1
    Vserver: vs0
    
                                        ----Disk----  ----Files-----   Quota
    Volume   Tree      Type    ID        Used  Limit    Used   Limit   Specifier
    -------  --------  ------  -------  -----  -----  ------  ------   ---------
    fg1      qtree1  tree      1         68KB      -      18       -   qtree1
    fg1              tree      *           0B      -       0       -   *
    2 entries were displayed.

タスクの結果

クォータ ルールとクォータ制限がFlexGroupボリュームに適用されます。

使用量が設定されているハード リミットを最大5%超過するまで、クォータが適用されず、後続のトラフィックが拒否されないことがあります。