S3用SVMの作成

S3は他のプロトコルと同じSVMに配置することもできますが、ネームスペースやワークロードを分離する場合は新しいSVMを作成します。

タスク概要

作成するSVMをS3のオブジェクト ストレージにのみ使用する場合、S3サーバにDNS設定は必要ありません。ただし、他のプロトコルを使用する場合はSVMにDNSを設定できます。

手順

  1. クラスタでS3のライセンスが有効であることを確認します。system license show -package s3
    有効でない場合は、営業担当者にお問い合わせください。
  2. SVMを作成します。 vserver create -vserver svm_name -rootvolume root_volume_name -aggregate aggregate_name -rootvolume-security-style unix -language C.UTF-8 -ipspace ipspace_name
    • -rootvolume-security-styleオプションにはUNIX設定を使用します。
    • デフォルトのC.UTF-8 -languageオプションを使用します。
    • ipspace設定はオプションです。
  3. 新しく作成したSVMの設定およびステータスを確認します。 vserver show -vserver svm_name

    Vserver Operational Stateフィールドはrunning状態を表示する必要があります。Initializing状態が表示される場合は、ルート ボリュームの作成などの中間処理が失敗しているため、SVMを削除して再作成する必要があります。

次のコマンドは、データ アクセス用のSVMをIPspace ipspaceA内に作成します。

cluster-1::> vserver create -vserver svm1.example.com -rootvolume root_svm1 -aggregate aggr1 
-rootvolume-security-style unix -language C.UTF-8 -ipspace ipspaceA

[Job 2059] Job succeeded:
Vserver creation completed

次のコマンドは、1GBのルート ボリュームを備えたSVMが作成され、自動的に起動されてrunning状態であることを示しています。ルート ボリュームには、ルールを含まないデフォルトのエクスポート ポリシーがあるため、ルート ボリュームは作成時にエクスポートされません。デフォルトでは、vsadminユーザ アカウントが作成されてロック状態になります。vsadminロールがデフォルトのvsadminユーザ アカウントに割り当てられます。

cluster-1::> vserver show -vserver svm1.example.com
                                    Vserver: svm1.example.com
                               Vserver Type: data
                            Vserver Subtype: default
                               Vserver UUID: b8375669-19b0-11e5-b9d1-00a0983d9736
                                Root Volume: root_svm1
                                  Aggregate: aggr1
                                 NIS Domain: -
                 Root Volume Security Style: unix
                                LDAP Client: -
               Default Volume Language Code: C.UTF-8
                            Snapshot Policy: default
                                    Comment:
                               Quota Policy: default
                List of Aggregates Assigned: -
 Limit on Maximum Number of Volumes allowed: unlimited
                        Vserver Admin State: running
                  Vserver Operational State: running
   Vserver Operational State Stopped Reason: -
                          Allowed Protocols: nfs, cifs
                       Disallowed Protocols: -
                           QoS Policy Group: -
                                Config Lock: false
                               IPspace Name: ipspaceA