ゾーニング構成エラーとホスト グループ構成エラーの相互作用

エラーの原因がゾーン定義にある場合は、ホスト グループの定義に影響を及ぼす可能性があります。逆も同様です。あるパスでLUNが認識されない場合は、ゾーニングとホスト グループの両方の構成エラーを確認する必要があります。

次の順序で構成を実施したとします。

  1. スイッチ上にゾーン定義を作成しました。

    ONTAPシステムのFCイニシエータ ポート0aのWWPNをゾーン定義に追加しましたが、 実際に追加する予定だったのは、FCイニシエータ ポート0cのWWPNでした。

  2. ストレージ アレイにホスト グループを作成しました。

    FCイニシエータ ポート0aのWWPNを選択しました(選択可能な唯一のWWPNであり、0cではなく0aのWWPNであることが明白ではなかったため)。

  3. ONTAPで、FCイニシエータ ポート経由でアレイLUNを表示しました。想定していたポートは0cです。

    しかし、ゾーン定義とホスト グループ定義の両方にFCイニシエータ ポート0aのWWPNを誤って追加したため、0c経由のアレイLUNは表示されませんでした。

    注: storage array config showコマンドを使用し、アレイLUNの情報を表示しました。
  4. 想定していたイニシエータ経由のLUNが表示されないため、トラブルシューティングを開始します。

ゾーニングとホスト グループ両方の構成を確認する必要がありますが、次の手順のどちらから開始してもかまいません。ホスト グループとゾーニングのどちらの問題を先に修正するかによって、表示されるメッセージが異なる場合があります。

ゾーニングを先に確認する

  1. ONTAPシステムのゾーン定義を確認します。

    FCイニシエータ ポート0aのWWPNを含むゾーンが2つあり、0cのWWPNを含むゾーンがないことがわかります。

  2. 間違ったゾーン定義を修正して、アクティブ化します。
    注: storage array config showを実行しても、イニシエータ ポート経由のアレイLUNは表示されません。
  3. アレイに移動し、FCイニシエータ ポート0cのWWPNを追加してホスト グループを再構成します。

    これで0cのWWPNがゾーン定義に追加されて定義がアクティブ化されたため、ストレージ アレイのホスト グループ構成の選択リストに0cのWWPNが表示されます。

  4. ONTAPシステムでstorage array config showを実行して、FCイニシエータ ポート経由のアレイLUNが0c経由で表示されていることを確認します。

ホスト グループを先に確認する

  1. ONTAPシステムのコンソールから、storage show adapter adapter#を実行して、見つからないアダプタ(この例では0c)のWWPNをメモします。
  2. ストレージ アレイに移動して、メモしたWWPNとホスト グループの選択リストに表示されているWWPNを比較し、正しいFCイニシエータ ポートのWWPNが表示されているかどうかを確認します。

    想定していたWWPNが表示されない場合は、そのイニシエータがゾーン定義に含まれていません。

  3. ホスト グループ内のWWPNを変更可能なストレージ アレイの場合は、表示されているWWPNをメモしたWWPNに変更します。
    注: ホスト グループ内のWWPNを変更できないストレージ アレイの場合は、ゾーン定義を変更したあとにホスト グループ定義を変更する必要があります。

    ゾーニングは修正されていないので、まだLUNは想定していたイニシエータ経由で表示されません。

  4. スイッチに移動して、間違ったWWPNを正しいFCイニシエータ ポートに置き換え、ゾーン定義をアクティブ化します。
  5. 前の手順でホスト グループ定義のWWPNを修正できなかった場合は、ストレージ アレイに移動して、FCイニシエータ ポート0cのWWPNを追加してホスト グループを再構成します。

    これで0cのWWPNがゾーン定義に追加されて定義がアクティブ化されたため、ストレージ アレイのホスト グループ構成の選択リストに0cのWWPNが表示されます。

  6. ONTAPシステムでstorage array config showを実行して、FCイニシエータ ポート経由のアレイLUNが0c経由で表示されていることを確認します。

    これでFCイニシエータ ポート経由でLUNが表示され、アクセス可能となります。