ストレージ アレイへのONTAPシステムの接続には、ONTAPシステム、スイッチ、およびストレージ アレイを相互に接続し、テープ バックアップ デバイスなどの追加のデバイスを接続する作業が含まれます。
開始する前に
- ストレージ アレイへの接続に使用するONTAPシステムのオンボード ポートと拡張アダプタ ポートを特定しておく必要があります。
- ONTAPシステムへの接続に使用するストレージ アレイ上のポートを特定しておく必要があります。
タスク概要
次の手順は、1つのターゲット ポートに専用のイニシエータを1つ接続し、2つのパスを使用してONTAPシステムをストレージ アレイに接続する方法を示しています。
手順
- 次の表に示す手順に従って、ONTAPシステムをスイッチに接続します。
対象 |
手順 |
スタンドアロン システム |
- ONTAPシステムの1つのFCイニシエータ ポートとスイッチ1のポートをケーブルで接続します。
- 冗長FCイニシエータ ポートとスイッチ2のポートを別のケーブルで接続します。
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HAペア |
- HAペアの最初のノードで、1つのFCイニシエータ ポートとスイッチ1のポートをケーブルで接続します。
- 同じノードの冗長FCイニシエータ ポートとスイッチ2のポートを別のケーブルで接続します。
- HAペアの2番目のノードで、1つのFCイニシエータ ポートとスイッチ1のポートをケーブルで接続します。
- 同じノードの冗長FCイニシエータ ポートとスイッチ2のポートを別のケーブルで接続します。
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- 次の表に示す手順を使用して、スイッチをストレージ アレイに接続します。HAペアの場合は、表の下の図を参照してください。
スタンドアロン システムの場合 |
HAペアの場合 |
- スイッチ1をストレージ アレイ コントローラ1のポート1Aに接続します。
- スイッチ2をストレージ アレイ コントローラ2のポート2Aに接続します。
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- スイッチ1をストレージ アレイ コントローラ1のポート1Aに接続します。
- スイッチ2をストレージ アレイ コントローラ2のポート2Aに接続します。
- スイッチ1をストレージ アレイ コントローラ1のポート1Bに接続します。
- スイッチ2をストレージ アレイ コントローラ2のポート2Bに接続します。
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次の図は、
HAペアの場合の接続を示しています。

- オプション:
別のFCイニシエータ ポートまたはSCSIテープ アダプタを使用して、ONTAPシステムをテープ バックアップ デバイスに接続します。
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ストレージ アレイが正しく設定および接続され、電源がオンになっていることを確認します。
ONTAPシステムの電源をオンにする前に、設定および接続済みのストレージ アレイの電源をオンにしておく必要があります。ストレージ アレイの電源をオンにする方法については、ストレージ アレイのドキュメントを参照してください。
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導入環境に複数のスイッチがある場合は、すべてのスイッチのIDが設定されていることを確認してから、10分ずつ間隔を開けてそれぞれのスイッチをオンにします。
- オプション:
該当する場合は、テープ バックアップ デバイスをオンにします。
- ONTAPシステムの電源をオンにして、ネットワークの初期セットアップと設定を行います。
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ONTAPシステムをストレージ アレイに接続したあとにストレージ アレイでONTAPシステムのWWNが自動検出されない場合は、WWNを手動で取得する必要があります。
終了後の操作
続いて、ストレージ アレイとの連携に必要なONTAP管理機能の設定を行う必要があります。