取り付けた交換用ブート メディアにはブート イメージが含まれていないため、USBフラッシュ ドライブを使用してブート イメージを転送する必要があります。
手順
- ネットアップ サポート サイトからUSBフラッシュ ドライブに該当するサービス イメージをダウンロードおよびコピーします。
- ラップトップのワークスペースにサービス イメージをダウンロードします。
- サービス イメージを解凍します。
注: Windowsを使用して内容を展開する場合は、WinZipを使用してネットブート イメージを展開しないでください。別の展開ツール(7-ZipやWinRARなど)を使用してください。
解凍されたサービス イメージ ファイルには、次の2つのフォルダがあります。
- efiフォルダをUSBフラッシュ ドライブの最上位ディレクトリにコピーします。
USBフラッシュ ドライブには、efiフォルダおよび障害のあるコントローラで実行されていたバージョンのONTAPイメージが必要です。
- USBフラッシュ ドライブをラップトップから取り外します。
- エア ダクトを閉じます(まだ閉じていない場合)。
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コントローラ モジュールの端をシャーシの開口部に合わせ、コントローラ モジュールをシステムに半分までそっと押し込みます。
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ケーブル マネジメント デバイスを再び取り付け、必要に応じてシステムにケーブルを再接続します。
ケーブルを再接続する際は、メディア コンバータ(SFPまたはQSFP)も取り付け直してください(メディア コンバータを取り外した場合)。
- 電源装置に電源ケーブルを接続し、電源ケーブルの固定クリップを再度取り付けます。
- USBフラッシュ ドライブをコントローラ モジュールのUSBスロットに挿入します。
USBフラッシュ ドライブは、USBコンソール ポートではなく、USBデバイス用のラベルが付いたスロットに取り付けてください。
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コントローラ モジュールの取り付けを完了します。
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電源コードを電源装置に差し込み、電源ケーブル ロック カラーを取り付けてから、電源装置を電源に接続します。
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コントローラ モジュールをシャーシにしっかりと押し込み、ミッドプレーンに完全に取り付けます。
コントローラ モジュールが完全に装着されると、ロック ラッチが上昇します。
注: コネクタの破損を防ぐため、コントローラ モジュールをシャーシに挿入するときは力を入れすぎないように注意してください。
コントローラ モジュールは、シャーシに完全に装着されるとすぐにブートを開始します。ブート プロセスを中断する準備をします。
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ロック ラッチを上方向に回して、ロック ピンが外れるように傾けてからロック位置に下ろします。
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ケーブル マネジメント デバイスを再び取り付けます(まだ取り付けていない場合)。
- Ctrl+Cキーを押し、ブート プロセスを中断してLOADERプロンプトで停止します。
このメッセージが表示されない場合は、Ctrl+Cキーを押し、メンテナンス モードでブートするオプションを選択します。次に、haltコマンドを実行してLOADERプロンプトを表示します。
- LOADERプロンプトで、USBフラッシュ ドライブからリカバリ イメージをブートします。boot_recovery
イメージがUSBフラッシュ ドライブからダウンロードされます。
- プロンプトが表示されたら、イメージの名前を入力するか、画面に表示されたデフォルトのイメージを使用します。
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イメージがインストールされたら、リストア プロセスを開始します。
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バックアップ構成をリストアするよう求められたら、「n」と入力します。
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リブートするよう求められたら、yを押して、新しくインストールしたソフトウェアの使用を開始します。
プロンプトが表示されたら、ブート プロセスを中断できるように準備しておく必要があります。
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システムのブートで「Press Ctrl-C for Boot Menu」というメッセージが表示されたら、Ctrl-Cを押します。ブート メニューが表示されたら、オプション6を選択します。
- 環境変数が期待どおりに設定されていることを確認します。
- ノードにLOADERプロンプトを表示します。
ONTAPプロンプトからコマンドsystem node halt -skip-lif-migration-before-shutdown true -ignore-quorum-warnings true -inhibit-takeover trueを実行できます。
- printenvコマンドを使用して、環境変数の設定を確認します。
- 環境変数が正しく設定されていない場合は、setenv environment_variable_name changed_valueコマンドを使用して設定を変更します。
- saveenvコマンドを使用して変更を保存します。
- ノードをリブートします。