システムのリストアの実行
システムを完全な稼働状態に戻すには、一連のタスクを完了する必要があります。
システムへのケーブルの再接続
診断の実行後、コントローラ モジュールのストレージとネットワークを再度ケーブル接続する必要があります。
ディスクの再割り当て
HAペアのストレージ システムの場合は、手順の最後でギブバックが実行されると、新しいコントローラ モジュールのシステムIDがディスクに自動的に割り当てられます。スタンドアロン システムでは、IDをディスクに手動で再割り当てする必要があります。
ONTAPでの交換ノード用のライセンスのインストール
障害ノードが標準(ノード ロック)ライセンスを必要とするONTAP機能を使用していた場合は、交換ノード用の新しいライセンスをインストールする必要があります。標準ライセンスを使用する機能では、クラスタ内の各ノードにその機能用のキーが必要です。
ストレージおよびボリューム暗号化機能のリストア
Storage EncryptionまたはVolume Encryptionを使用するように設定したストレージ システムのコントローラ モジュールまたはNVRAMモジュールを交換したら、追加の手順を実行して、暗号化機能を中断させないようにする必要があります。ストレージまたはボリュームの暗号化が有効になっていないストレージ システムでは、このタスクを省略できます。
LIFの確認とシリアル番号の登録
交換用ノードを稼働状態に戻す前に、LIFがホーム ポートにあることを確認し、AutoSupportが有効な場合は交換用ノードのシリアル番号を登録して、自動ギブバックをリセットする必要があります。
2ノードMetroCluster構成でのアグリゲートのスイッチバック
2ノードMetroCluster構成でFRUの交換が完了したら、MetroClusterスイッチバック処理を実行できます。これにより構成が通常の動作状態に戻ります。また、障害が発生していたサイトの同期元
Storage Virtual Machine(SVM)
がアクティブになり、ローカル ディスク プールからデータを提供します。
親トピック:
コントローラ モジュールの交換
前のトピック:
診断の実行
次のトピック:
交換プロセスの完了