2ノードMetroCluster構成での手動によるシステムIDの再割り当て

ONTAPを実行している2ノードMetroCluster構成では、システムを通常の動作状態に戻す前に、新しいコントローラのシステムIDにディスクを手動で再割り当てする必要があります。

タスク概要

この手順は、ONTAPを実行している2ノードMetroCluster構成のシステムにのみ適用されます。

この手順のコマンドは、必ず正しいノードで実行してください。

手順

  1. メンテナンス モードでブートしていない場合は、交換用ノードをリブートし、Ctrl-Cキーを押してブート プロセスを中断して、表示されたメニューからメンテナンス モードでブートするオプションを選択します。
    システムIDが一致しないためにシステムIDを上書きするかどうかを尋ねられた場合は、「Y」と入力する必要があります。
  2. 正常なノードから古いシステムIDを表示します。metrocluster node show -fields node-systemid,dr-partner-systemid
    この例では、Node_B_1が古いノードであり、古いシステムIDは118073209です。
    dr-group-id cluster         node                 node-systemid dr-partner-systemid
     ----------- --------------------- -------------------- ------------- -------------------
     1           Cluster_A             Node_A_1             536872914     118073209
     1           Cluster_B             Node_B_1             118073209     536872914
     2 entries were displayed.
  3. 障害ノードのメンテナンス モードのプロンプトで、新しいシステムIDを表示します。disk show
    この例では、新しいシステムIDは118065481です。
    Local System ID: 118065481
        ...
        ...
  4. disk showコマンドから取得したシステムIDの情報を使用して、ディスク所有権(FASシステムの場合)またはLUN所有権(FlexArrayシステムの場合)を再割り当てします。disk reassign -s old system ID
    上記の例では、コマンドは次のようになります。 disk reassign -s 118073209

    続行するかどうかを尋ねられたら、「Y」と入力します。

  5. ディスク(またはFlexArray LUN)が正しく割り当てられていることを確認します。disk show -a
    交換用ノードに属するディスクに交換用ノードの新しいシステムIDが表示されていることを確認します。次の例では、system-1が所有するディスクに、新しいシステムID 118065481が表示されています。
    *> disk show -a
    Local System ID: 118065481
     
      DISK     OWNER                 POOL   SERIAL NUMBER  HOME
    -------    -------------         -----  -------------  -------------
    disk_name   system-1  (118065481) Pool0  J8Y0TDZC       system-1  (118065481)
    disk_name   system-1  (118065481) Pool0  J8Y09DXC       system-1  (118065481)
    .
    .
    .
    
  6. 正常なノードから、コアダンプがすべて保存されたことを確認します。
    1. advanced権限レベルに切り替えます。set -privilege advanced
      advancedモードで続行することを確認するプロンプトが表示されたら、「Y」と入力します。advancedモードのプロンプトが表示されます(*>)。
    2. コアダンプが保存されたことを確認します。system node run -node local-node-name partner savecore
      コマンド出力にsavecoreが進行中であることが示された場合は、savecoreが完了してからギブバックを実行します。savecoreの進行状況は、system node run -node local-node-name partner savecore -sコマンドを使用して監視できます。</info>
    3. admin権限レベルに戻ります。set -privilege admin
  7. 交換用ノードがメンテナンス モード(「*>」プロンプトが表示されます)の場合は、メンテナンス モードを終了して、LOADERプロンプトを表示します。halt
  8. 交換用ノードをブートします。boot_ontap
  9. 交換用ノードが完全にブートしたら、スイッチバックを実行します。metrocluster switchback
  10. MetroCluster構成を確認します。metrocluster node show - fields configuration-state
    node1_siteA::> metrocluster node show -fields configuration-state
    
    dr-group-id            cluster node           configuration-state
    -----------            ---------------------- -------------- -------------------
    1 node1_siteA          node1mcc-001           configured
    1 node1_siteA          node1mcc-002           configured
    1 node1_siteB          node1mcc-003           configured
    1 node1_siteB          node1mcc-004           configured
    
    4 entries were displayed.
  11. Data ONTAPでのMetroCluster構成の処理を確認します。
    1. ヘルス アラートが発生していないかどうかを両方のクラスタでチェックします。system health alert show
    2. MetroClusterが構成されており、通常モードであることを確認します。metrocluster show
    3. MetroClusterチェックを実行します。metrocluster check run
    4. MetroClusterチェックの結果を表示します。metrocluster check show
    5. Config Advisorを実行します。ネットアップ サポート サイトのConfig Advisorのページ(support.netapp.com/NOW/download/tools/config_advisor/)に移動します。
      Config Advisorを実行したあと、ツールの出力を確認し、問題が検出された場合は表示される推奨事項に従って対処します。
  12. スイッチオーバー処理をシミュレートします。
    1. いずれかのノードのプロンプトで、advanced権限レベルに切り替えます。set -privilege advanced
      advancedモードで続けるかどうかを尋ねられたら、「y」と入力して応答する必要があります。advancedモードのプロンプト(*>)が表示されます。
    2. -simulateパラメータを指定して、スイッチバック処理を実行します。metrocluster switchover -simulate
    3. admin権限レベルに戻ります。set -privilege admin