障害ノードをシャットダウンするには、ノードのステータスを確認し、必要に応じて正常なノードが障害ノードのストレージからデータを引き続き提供できるようにノードをテイクオーバーする必要があります。
開始する前に
- ノードが3つ以上あるクラスタは、クォーラムを構成している必要があります。クラスタがクォーラムを構成していない場合や、正常なノードの資格と健全性にfalseと表示される場合は、障害ノードをシャットダウンする前に問題を修正する必要があります。
ONTAP 9 システム アドミニストレーション リファレンス
- NetApp Storage Encryptionを使用している場合は、ONTAP 9 NetApp Encryptionパワー ガイドの
SEDを非保護モードに戻す
に記載されている手順に従ってMSIDをリセットしておく必要があります。ONTAP 9 NetApp Encryptionパワー ガイド
- SANシステムを使用している場合は、障害ノードのSCSIブレードに関するイベント メッセージ(event log show)を確認しておく必要があります。
各SCSIブレード プロセスは、クラスタ内の他のノードとクォーラムを構成している必要があります。交換を進める前に、すべての問題を解決しておく必要があります。
手順
- AutoSupportが有効になっている場合は、AutoSupportメッセージを呼び出してケースの自動作成を停止します。system node autosupport invoke -node * -type all -message MAINT=number_of_hours_downh
次のAutoSupportメッセージは、ケースの自動作成を2時間停止します。cluster1:*> system node autosupport invoke -node * -type all -message MAINT=2h
- 障害ノードがHAペアの一部である場合は、正常なノードのコンソールから自動ギブバックを無効にします。storage failover modify -node local -auto-giveback false
-
障害ノードにLOADERプロンプトを表示します。
障害ノードの表示 |
操作 |
LOADERプロンプト |
次の手順へ進みます。 |
Waiting for giveback... |
Ctrl+Cキーを押して、プロンプトが表示されたら「y」と入力します。
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システム プロンプトまたはパスワード プロンプト(システム パスワードの入力) |
障害ノードをテイクオーバーまたは停止します。
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