アップグレードの準備

HAペアにアップグレードする前に、システムがすべての要件を満たしていること、および必要な情報がすべて揃っていることを確認する必要があります。

手順

  1. 新しいコントローラ モジュールに使用できる十分な数のディスクまたはパーティションがシステムにあることを確認します。
    新しいコントローラ モジュールに割り当てることのできる未割り当てのディスクまたはスペア ディスク(使用可能なパーティションを含む)を特定する必要があります。

    物理ストレージ管理ガイド

    ONTAP 9 ディスクとアグリゲート パワー ガイド

    • システムでルート / データ パーティショニングを使用しない場合は、ディスク所有権を確認します。storage disk show -ownership

      ルート アグリゲートを作成するには、2本のパリティ ディスクと1本のデータ ディスク、および1本のスペアが必要です。

      注: 新しいディスクを追加する前に、既存のコントローラ モジュールauto_assignオプションをoffに設定する必要があります。
    • システムでルート / データ パーティショニングを使用する場合は、システムのスペア ディスクと使用可能なパーティション スペースを確認します。
      1. 未割り当てのディスクを特定します。storage disk show
        clust01::> storage disk show
        
               Usable              Disk    Container   Container
        Disk   Size     Shelf Bay  Type    Type        Name      Owner
        ------ -------- ----- --- ------- ----------- --------- --------
        1.0.0        -    0   0    SAS     unassigned  -         -
        1.0.1  408.2GB    0   1    SAS     shared      -
        1.0.2  408.2GB    0   2    SAS     shared      -         clust01-01
        1.0.3  408.2GB    0   3    SAS     shared      -         clust01-01
        1.0.4  408.2GB    0   4    SAS     shared      -         clust01-01
        1.0.5  408.2GB    0   5    SAS     shared      -         clust01-01
        1.0.6  408.2GB    0   6    SAS     shared      -         clust01-01
        1.0.7  408.2GB    0   7    SAS     shared      -         clust01-01
        .
        .
        .
        .
        
      2. 使用可能なルートおよびデータ スペースがあるディスクを特定します。storage aggregate show-spare-disks

        Local Data Usable列とLocal Root Usable列で、使用可能なパーティション スペースがあるかどうかを確認してください。

        clust01::> storage aggregate show-spare-disks
        .
        .
        .
        Original Owner: existing_ctlr
        Pool0
          Partitioned Spares
        
                                                  Local   Local 
                                                  Data    Root     Physical
        Disk    Type     RPM    Checksum          Usable  Usable   Size     Status
        -----   -----    -----   ---------        ------ --------  ------   ------- 
        2.3.9    BSAS     7200    advanced_zoned  0B      73.89GB  931.5GB  zeroed
        3.0.6    BSAS     7200    block           0B      0B       828.0GB  offline
        3.5.1    BSAS     7200    block           354.3GB 413.8GB  828.0GB  zeroed
        .
        .
        .
        .
        
        
      • システムに12本の内蔵ディスクがある場合、ルート アグリゲートの作成に5個のパーティション、スペアとして6つ目のパーティションが必要です。
      • システムに24本の内蔵ディスクがある場合、ルート アグリゲートの作成に10個、スペア用に2個のパーティションが必要です。
      • システムがAFF(AFF)システムの場合、ルート アグリゲートの作成に22個のパーティション、スペア用に2本のディスクが必要です。
  2. 前の手順の結果に基づいて、次のいずれかを実行します。
    結果 操作
    新しいコントローラ モジュールに使用可能な十分な数のスペア ディスクがある 次の手順へ進みます。
    ルート / データ パーティショニングを使用しないシステムに、新しいコントローラ モジュール用の十分な数のスペアがない 次の手順を実行します。
    1. 既存のノードのアグリゲートが配置されている場所を特定します。storage aggregate show
      注: システムに十分な数の空きディスクがない場合は、ストレージを追加する必要があります。詳細については、テクニカル サポートにお問い合わせください。
    2. ディスク所有権の自動割り当てを有効にしている場合は無効にします。storage disk option modify -node node_name -autoassign off
    3. アグリゲートのないディスクの所有権を削除します。storage disk removeowner disk_name
    4. 新しいノードに必要なすべてのディスクについて、前の手順を繰り返します。
    ルート / データ パーティショニングを使用するシステムに、新しいコントローラ モジュール用の十分な数のスペアがない 次のいずれかの手順を実行します。
    • システムにストレージを追加します。
    • ディスクの割り当て時に使用できるよう、既存のアグリゲートに含まれていないディスク パーティションを特定します。
  3. 次の接続用のケーブルがあることを確認します。
    • クラスタ接続

      2ノード スイッチレス クラスタを作成する場合は、コントローラ モジュールを接続するために2本のケーブルが必要です。それ以外の場合は、最低4本のケーブル(クラスタ ネットワーク スイッチに各コントローラ モジュールを接続するために2本ずつ)が必要です。その他のシステム(80xxシリーズなど)では、デフォルトで4つまたは6つのクラスタ接続が設定されています。

    • HAインターコネクト接続(デュアルシャーシのHAペアのシステムの場合)
  4. コントローラ モジュールに使用できるシリアル ポート コンソールがあることを確認します。
  5. 環境がサイトとシステムの要件を満たしていることを確認します。
  6. 新しいコントローラ モジュールのIPアドレスとその他のネットワーク パラメータをすべて収集します。