クラスタ構成に新しい仮想ネットワークを追加すると、マルチテナント環境からNetApp Elementソフトウェアを実行しているクラスタに接続できるようになります。
開始する前に
- ESXiホストにiSCSIソフトウェア アダプタが1つ必要です。
- VLAN用にホストまたはスイッチが設定されている必要があります。
- クラスタ ノード上の仮想ネットワークに割り当てるIPアドレス範囲を特定しておきます。
- NetApp Elementのすべてのストレージ トラフィックのエンドポイントとして使用するストレージ ネットワークIP(SVIP)アドレスを特定しておきます。
注意:この構成では、次の条件を考慮する必要があります。
- VRFは、VLANの作成時にのみ有効にすることができます。非VRFに戻す場合は、VLANを削除して再作成する必要があります。
- VRFが有効でないVLANでは、SVIPと同じサブネットにイニシエータが含まれている必要があります。
- VRFが有効なVLANでは、SVIPと同じサブネットにイニシエータが含まれている必要はなく、ルーティングがサポートされます。
タスク概要
仮想ネットワークを追加すると、各ノードのインターフェイスが作成され、そのそれぞれに仮想ネットワークIPアドレスが必要となります。新しい仮想ネットワークを作成する際に指定するIPアドレスの数は、クラスタ内のノードの数以上であることが必要です。仮想ネットワーク アドレスはまとめてプロビジョニングされ、個々のノードに自動的に割り当てられます。仮想ネットワーク アドレスをクラスタ内のノードに手動で割り当てる必要はありません。
手順
- を選択します。
注:複数のクラスタが追加されている場合は、このタスクに使用するクラスタがナビゲーション バーで選択されていることを確認してください。
- [Network]サブタブをクリックします。
- [Create VLAN]をクリックします。
- [Create VLAN]ダイアログ ボックスで、VLANの名前を入力します。
- VLANタグを整数で入力します。
- ストレージ クラスタのストレージ仮想IP(SVIP)アドレスを入力します。
- 必要に応じて、ネットマスクを調整します。
デフォルトは255.255.255.0です。
- オプション: VLANの説明を入力します。
- オプション: [Enable Virtual Routing and Forwarding]チェック ボックスを選択します。
注:仮想ルーティング / 転送(VRF)を有効にすると、ルーティング テーブルの複数のインスタンスをルータ内に共存させ、同時に使用することができます。この機能はストレージ ネットワークでのみ使用できます。
- 仮想ネットワークのゲートウェイのIPアドレスを入力します。
- VLANに含めるホストを選択します。
注:vCenterリンク モードを使用している場合は、クラスタが割り当てられているvCenter Serverから使用可能なホストのみを選択できます。
- ストレージ ノードのIPアドレス ブロックを次の手順で設定します。
注:少なくとも1つのIPアドレス ブロックを作成する必要があります。
- [Create Block]をクリックします。
- IP範囲の開始アドレスを入力します。
- アドレス ブロックに含めるIPアドレスの数を入力します。
注:IPアドレスの総数は、ストレージ クラスタのノードの数と一致しなければなりません。
- エントリの外部をクリックして値を受け入れます。
- [OK]をクリックしてVLANを作成します。