Elementクラスタからフェイルオーバーを実行して、デスティネーション ボリュームを読み書き可能にし、デスティネーション側のホストがアクセスできるようにすることができます。Elementクラスタからフェイルオーバーを実行する前に、SnapMirror関係を解除する必要があります。
開始する前に
- SnapMirror関係が存在し、デスティネーション ボリュームに有効なSnapshotが1つ以上あることが必要です。
- プライマリ サイトでの計画外停止または計画的停止のために、デスティネーション ボリュームへのフェイルオーバーが必要な状況にあります。
タスク概要
NetApp Element UIを使用してフェイルオーバーを実行します。Element UIを使用できない場合は、ONTAP System ManagerまたはONTAP CLIを使用して、関係を解除するコマンドを実行することもできます。
手順
- Element UIで、の順にクリックします。
- フェイルオーバーするソース ボリュームとの間に確立されている関係を探します。
- この関係の[Actions]アイコンをクリックします。
- [Break]をクリックします。
- 操作を確定します。
デスティネーション クラスタのボリュームで読み取り / 書き込みアクセスが可能となり、アプリケーション ホストにそのボリュームをマウントして本番環境のワークロードを再開できるようになります。この操作によって、SnapMirrorレプリケーションがすべて停止します。関係の状態は「Broken-off」になります。