NetApp Element 11.3では、管理ノードの要件と機能に重要な変更が加えられたほか、CHAPボリューム認証が改善されました。NetApp Element 11.3P1では、H610Sストレージ ノードでのNVDIMMエラーの誤検出が原因で発生する問題が解決されました。Element 11.3P1では、Element 11.3で提供されていた機能が置き換えられて強化されました。
Element 11.3P1では、NVDIMMエラーの誤検出を最大3件まで抑制し、イベント ログにイベントとして記録します。これらのイベントは、「NVDIMM status result as false positive」と記載されます。イベント ログは、Element Web UIのListEvents APIメソッドを使用して確認できます。
から、およびElement APIメソッド(GetActiveTlsCiphers、GetSupportedTlsCiphers、SetSupplementalTlsCiphers)を使用して、APIおよびWeb UI(ポート443と442)にデフォルトのTLS暗号を設定できるようになりました。新しいデフォルトの暗号リストには強度の高い暗号だけが含まれます。
Element 11.3P1では、CHAP認証でイニシエータベースの認証がサポートされ、イニシエータごとにボリューム アクセス グループでCHAPを使用できるようになりました。
SolidFireドキュメント センターでは、新しいドキュメントの配布形式が追加されました。使いやすいインターフェイスを使用して、Elementソフトウェアのすべてのドキュメントに1箇所からアクセスできます。
すべてのコンスティチュエントSnapshotがデスティネーションにレプリケートされたあとで、レプリケーション ターゲット クラスタにグループSnapshotが作成されるようになりました。両方のクラスタをElement 11.3P1にアップグレードすると、レプリケーション対象としてマークされたすべてのグループSnapshotでこの機能がデフォルトで有効になります。
Element 11.3P1以降、ElementソフトウェアのすべてのWebサーバでTLS 1.0および1.1が無効になります。