管理ノードのインストール

NetApp Elementソフトウェアを実行しているクラスタの管理ノードは、構成に応じたイメージを使用して手動でインストールできます。この手動プロセスは、管理ノードのインストールにNetApp Deployment Engineを使用していないSolidFireオールフラッシュ ストレージ管理者およびNetApp HCI管理者を対象としています。

開始する前に

タスク概要

この手順を実行する前に、永続ボリュームについて理解し、永続ボリュームを使用するかどうかを決定しておく必要があります。永続ボリュームを使用すると、管理ノードのデータを指定したストレージ クラスタに格納できるため、管理ノードが失われた場合や削除された場合でもデータを保持することができます。

手順

  1. ネットアップ サポート サイトから、インストール環境に対応したOVAまたはISOをダウンロードします。
    1. ダウンロードするソフトウェアのバージョン番号を選択します。
    2. [Go]をクリックします。
    3. 表示されるプロンプトをそれぞれクリックして確認し、EULAに同意し、ダウンロードする管理ノードのイメージを選択します。
  2. OVAをダウンロードした場合は、次の手順を実行します。
    1. OVAを導入します。
    2. ストレージ クラスタが管理ノード(eth0)とは別のサブネット上にある環境で永続ボリュームを使用する場合は、ストレージ サブネット(eth1)上のVMに2つ目のネットワーク インターフェイス コントローラ(NIC)を追加するか、管理ネットワークからストレージ ネットワークへルーティング可能なことを確認します。
  3. ISOをダウンロードした場合は、次の手順を実行します。
    1. 以下の構成でハイパーバイザーから新しい64ビットの仮想マシンを作成します。
      • 仮想CPU×6
      • 12GB RAM
      • 400GBの仮想ディスク、シンプロビジョニング
      • インターネット アクセスとストレージMVIPへのアクセスが可能な仮想ネットワーク インターフェイス×1
      • (SolidFireオールフラッシュ ストレージの場合はオプション)ストレージ クラスタへの管理ネットワーク アクセスが可能な仮想ネットワーク インターフェイス×1。ストレージ クラスタが管理ノード(eth0)とは別のサブネット上にある環境で永続ボリュームを使用する場合は、ストレージ サブネット(eth1)上のVMに2つ目のネットワーク インターフェイス コントローラ(NIC)を追加するか、管理ネットワークからストレージ ネットワークへルーティング可能なことを確認します。
      注意:このあとの手順で指示があるまでは仮想マシンの電源をオンにしないでください。
    2. 仮想マシンにISOを接続し、.isoインストール イメージでブートします。
      注:イメージを使用して管理ノードをインストールすると、スプラッシュ画面が表示されるまでに30秒程度かかることがあります。
  4. インストールが完了したら、管理ノードの仮想マシンの電源をオンにします。
  5. ターミナル ユーザ インターフェイス(TUI)を使用して、管理ノードの管理ユーザを作成します。
    ヒント:テキストを入力するには、キーボードのEnterキーを3回押して編集モードを開始します。テキストの入力が終了したら、もう一度Enterキーを押して編集モードを終了します。フィールド間を移動するには矢印キーを使用します。
  6. 管理ノード ネットワーク(eth0)を設定します。
    注:eth1に2つ目のNICがある場合は、2つ目のNICの設定手順を参照してください。

    ストレージNICの設定(eth1)

  7. 管理ノードにSSH接続するか、ハイパーバイザーが提供するコンソールを使用します。
  8. SSHを使用して次のコマンドを実行し、root権限を取得します。プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。
    sudo su
  9. 管理ノードとストレージ クラスタの間で時刻が同期されている(NTP)ことを確認します。
    注:vSphereでVMオプションの[Synchronize guest time with host]チェック ボックスがオンになっている必要があります。今後VMを変更する場合はこのオプションを無効にしないでください。
  10. 管理ノードのセットアップ コマンドを設定します。
    注:コマンドにパスワードを指定しないと、パスワードまたはその他の情報を入力するよう求められます。クラスタがプロキシ サーバの背後にある場合、パブリック ネットワークに接続できるようにプロキシを設定する必要があります。
    /sf/packages/mnode/setup-mnode --mnode_admin_user [username] --storage_mvip [mvip] --storage_username [username] --telemetry_active [true]
    
    1. 以下の各必須パラメータについて、[ ]内の値を置き換えます。
      注:( )内はコマンドの省略名で、正式な名前の代わりに使用できます。
      --mnode_admin_user (-mu) [username]
      管理ノードの管理者アカウントのユーザ名。一般には、管理ノードへのログインに使用したユーザ アカウントのユーザ名です。
      --storage_mvip (-sm) [MVIP address]
      Elementソフトウェアを実行しているストレージ クラスタのMVIP(管理仮想IPアドレス)。
      --storage_username (-su) [username]
      --storage_mvipパラメータで指定したクラスタのストレージ クラスタ管理者のユーザ名。
      --telemetry_active (-t) [true]
      trueのままにして、Active IQによる分析のためのデータ収集を有効にします。
    2. (オプション): パスワードまたはActive IQエンドポイントのパラメータをコマンドに追加します。コマンドにこれらのパスワードを指定しないと、セキュア プロンプトでパスワードを入力するよう求められます。
      --mnode_admin_password (-mp) [password]
      管理ノードの管理者アカウントのパスワード。一般には、管理ノードへのログインに使用したユーザ アカウントのパスワードです。
      --storage_password (-sp) [password]
      --storage_usernameパラメータで指定したストレージ クラスタ管理者のパスワード。
      --remote_host (-rh) [AIQ_endpoint]
      Active IQのテレメトリ データが処理される送信先エンドポイント。このパラメータを指定しない場合、デフォルトのエンドポイントが使用されます。
    3. (オプション): 永続ボリュームに関する以下のパラメータを追加します。
      注意:永続ボリューム機能用に作成されたアカウントとボリュームを変更または削除しないでください。変更または削除すると、管理機能が失われます。
      --use_persistent_volumes (-pv) [true/false, default: false]
      永続ボリュームを有効または無効にします。永続ボリューム機能を有効にするには、trueを入力します。
      --persistent_volumes_account (-pva) [account_name]
      --use_persistent_volumestrueに設定した場合、永続ボリュームに使用するストレージ アカウント名をこのパラメータに入力します。
      注:永続ボリュームには、クラスタ上の既存のアカウント名とは異なる一意のアカウント名を使用してください。永続ボリュームのアカウントを他の環境から切り離すことが非常に重要です。
      --persistent_volumes_mvip (-pvm) [mvip]
      永続ボリュームを使用する、Elementソフトウェアを実行しているストレージ クラスタのMVIP(管理仮想IPアドレス)を入力します。このパラメータは、管理ノードで複数のストレージ クラスタが管理されている場合にのみ必須です。複数のクラスタを管理していない場合は、デフォルトのクラスタMVIPが使用されます。
    4. プロキシ サーバを設定します。
      --use_proxy (-up) [true/false, default: false]
      プロキシの使用を有効または無効にします。プロキシ サーバを設定する場合、このパラメータは必須です。
      --proxy_hostname_or_ip (-pi) [host]
      プロキシのホスト名またはIP。プロキシを使用する場合には必須です。このパラメータを指定すると、--proxy_portの入力を求められます。
      --proxy_username (-pu) [username]
      プロキシ ユーザ名。このパラメータは省略可能です。
      --proxy_password (-pp) [password]
      プロキシ パスワード。このパラメータは省略可能です。
      --proxy_port (-pq) [port, default: 0]
      プロキシ ポート。このパラメータを指定すると、プロキシのホスト名またはIP(--proxy_hostname_or_ip)の入力を求められます。
      --proxy_ssh_port (-ps) [port, default: 443]
      SSHプロキシ ポート。デフォルト値はポート443です。
  11. (オプション)各パラメータに関する詳細情報が必要な場合は、helpパラメータを使用します。
    --help (-h)
    各パラメータに関する情報を返します。パラメータは、初期導入時の構成に基づいて必須かオプションかが決まります。アップグレードと再導入ではパラメータの要件が異なる場合があります。
  12. setup-mnodeコマンドを実行します。
    重要:NetApp HCIがインストールされている場合は、セットアップ スクリプトの実行に加えて、管理ノードのREST API UI(https:// [mNode IP]/mnode)を使用してvCenterのコントローラ アセットも追加する必要があります。コントローラ アセットはNetApp HCIの監視およびクラウド制御機能が正しく動作するために必要ですが、手動アップグレードではインストールされません。コントローラ アセットを作成するには、REST API POST /assets/{asset_id}/controllerを使用します。コマンドを完了するために必要なasset_IDは、GET /assetsを使用してベース アセットから取得できます。