通常、NetApp Elementソフトウェアを実行するSolidFireストレージ クラスタからONTAPソフトウェアへのディザスタ リカバリにSnapMirrorを使用する場合、ElementがソースでONTAPがデスティネーションです。ただし、場合によっては、ONTAPストレージ システムをソース、Elementをデスティネーションとすることができます。
開始する前に
- 次の2つのシナリオが該当します。
- 以前のディザスタ リカバリ関係が存在しない:以下に記載するすべての手順を実行してください。
- 以前のディザスタ リカバリ関係は存在するが、今回の移行対象のボリューム間の関係ではない:この場合は、手順3と4のみを実行してください。
- ONTAPからElementデスティネーション ノードにアクセスできるようにしておく必要があります。
- ElementボリュームのSnapMirrorレプリケーションを有効にしておく必要があります。
タスク概要
Elementのデスティネーション パスを「hostip:/lun/<id_number>」の形式で指定する必要があります。lunは文字どおり「lun」、id_numberにはElementボリュームのIDを指定します。
手順
- ONTAPを使用して、Elementクラスタとの関係を作成します。
snapmirror create -source-path SVM:volume|cluster://SVM/volume
-destination-path hostip:/lun/name -type XDP -schedule schedule -policy
policy
例
cluster_dst::> snapmirror create -source-path svm_1:volA_dst
-destination-path 10.0.0.11:/lun/0005 -type XDP -schedule my_daily -policy MirrorLatest
- ONTAPのsnapmirror showコマンドを使用して、SnapMirror関係が作成されたことを確認します。
レプリケーション関係の作成方法についてはONTAPのドキュメントを、詳細なコマンド構文についてはONTAPのマニュアル ページを参照してください。
- ElementのCreateVolume APIを使用してターゲット ボリュームを作成し、ターゲット ボリュームのアクセス モードをSnapMirrorに設定します。
例
Element APIを使用した
Elementボリュームの作成
{
"method": "CreateVolume",
"params": {
"name": "SMTargetVolumeTest2",
"accountID": 1,
"totalSize": 100000000000,
"enable512e": true,
"attributes": {},
"qosPolicyID": 1,
"enableSnapMirrorReplication": true,
"access": "snapMirrorTarget"
},
"id": 1
}
- ONTAPのsnapmirror initializeコマンドを使用してレプリケーション関係を初期化します。
snapmirror initialize -source-path hostip:/lun/name
-destination-path SVM:volume|cluster://SVM/volume