ModifyVirtualNetworkメソッドを使用すると、既存の仮想ネットワークの属性を変更できます。
このメソッドでは、アドレス ブロックの追加や削除、ネットマスクの変更、または仮想ネットワークの名前や説明の変更が可能です。また、ネームスペースの有効化と無効化のほか、仮想ネットワークでネームスペースが有効な場合はゲートウェイの追加や削除もできます。
このメソッドの入力パラメータは次のとおりです。
名前 | 説明 | タイプ | デフォルト値 | 必須 |
---|---|---|---|---|
virtualNetworkID | 変更する仮想ネットワークの一意の識別子。これは、クラスタによって割り当てられる仮想ネットワークIDです。 | 整数 | なし | × |
virtualNetworkTag | 変更する仮想ネットワークを特定するネットワーク タグ。 | 整数 | なし | × |
addressBlocks | この仮想ネットワークに設定する新しいアドレス ブロック。既存のオブジェクトに追加する新しいアドレス ブロックを指定したり、削除が必要な未使用のアドレス ブロックを除いたブロックを指定したりできます。また、既存のアドレス ブロックのサイズを拡大または縮小することもできます。仮想ネットワーク オブジェクトの開始アドレス ブロックのサイズは、拡大はできますが縮小することはできません。このオブジェクトの必須のメンバーは次のとおりです。
|
JSONオブジェクト | なし | × |
gateway | 仮想ネットワークのゲートウェイのIPアドレス。このパラメータは、namespaceパラメータをtrueに設定した場合のみ有効です。 | 文字列 | なし | × |
attributes | JSONオブジェクト形式の名前と値のペアのリスト。 | JSONオブジェクト | なし | × |
name | 仮想ネットワークの新しい名前。 | 文字列 | なし | × |
namespace | trueに設定すると、仮想ネットワークが再作成されてその仮想ネットワークを含むネームスペースが設定されることで、ルーティング可能ストレージVLAN機能が有効になります。falseに設定すると、仮想ネットワークのVRF機能が無効になります。この値を変更すると、この仮想ネットワークを通過するトラフィックが中断されます。 | ブーリアン | なし | × |
netmask | この仮想ネットワークの新しいネットワーク マスク。 | 文字列 | なし | × |
svip | この仮想ネットワークのストレージ仮想IPアドレス。仮想ネットワークのSVIPは変更できません。別のSVIPアドレスを使用するには、新しい仮想ネットワークを作成する必要があります。 | 文字列 | なし | × |
このメソッドには戻り値はありません。
このメソッドの要求例を次に示します。
{ "method": "ModifyVirtualNetwork", "params": { "virtualNetworkID": 2, "name": "ESX-VLAN-3112", "addressBlocks": [ { "start": "10.1.112.1", "size": 20 }, { "start": "10.1.112.100", "size": 20 } ], "netmask": "255.255.255.0", "gateway": "10.0.1.254", "svip": "10.1.112.200", "attributes": {} }, "id":1 }
このメソッドの応答例を次に示します。
{ "id": 1, "result": { } }
9.6