AddNodesメソッドを使用すると、1つ以上の新しいノードをクラスタに追加できます。
設定前のノードを初めて起動した場合、ノードを設定するように求められます。ノードを設定すると、「Pending状態のノード」としてクラスタに登録されます。Elementソフトウェアを実行しているストレージ クラスタは、ノードをクラスタ上のバージョンに自動で更新します。Pending状態のノードを追加した場合、メソッドの応答にはasyncHandle値が含まれます。この値を使用して、GetAsyncResultメソッドで自動更新プロセスのステータスを照会できます。
Fibre Channelノードを追加するプロセスは、ElementのiSCSIストレージ ノードをクラスタに追加するプロセスと同じです。Fibre Channelノードは、ノードIDを使用してシステムに登録されます。ノードは、アクセス可能になると「Pending状態のノード」になります。ListAllNodesメソッドは、iSCSIノードのPending状態のノードのIDと、クラスタに追加可能なFibre ChannelノードのPending状態のノードのIDを返します。
仮想ネットワーク用に設定したクラスタにノードを追加する場合は、新しいノードに仮想IPを割り当てるのに十分な数の仮想ストレージIPアドレスが必要です。新しいノードに使用できる仮想IPアドレスがない場合、AddNode処理は失敗します。ModifyVirtualNetworkメソッドを使用して、仮想ネットワークにストレージIPアドレスを追加します。
ノードを追加すると、ノード上のすべてのドライブを使用できるようになります。また、 AddDrivesメソッドを使用してドライブを追加し、クラスタのストレージ容量を増やすことができます。
このメソッドの入力パラメータは次のとおりです。
名前 | 説明 | タイプ | デフォルト値 | 必須 |
---|---|---|---|---|
pendingNodes | 追加するPending状態のノードのID。ListPendingNodesメソッドを使用してPending状態のノードのリストを取得できます。 | 整数の配列 | なし | ○ |
このメソッドの戻り値は次のとおりです。
名前 | 説明 | タイプ |
---|---|---|
nodes | 追加前の「pendingNodeID」を「nodeID」にマッピングするオブジェクトの配列。互換性のないソフトウェア バージョンを実行しているPending状態のノードを追加した場合、この配列にはasyncHandle値が含まれます。この値を使用して、GetAsyncResultメソッドで自動更新プロセスのステータスを照会できます。 | JSONオブジェクトの配列 |
このメソッドの要求例を次に示します。
{ "method": "AddNodes", "params": { "pendingNodes" : [1] }, "id":1 }
このメソッドの応答例を次に示します。
{ id: null, result: { autoInstall: true, nodes: [ { activeNodeKey: "giAm2ep1hA", assignedNodeID: 6, asyncHandle: 3, cip: "10.10.5.106", mip: "192.168.133.106", pendingNodeID: 2, platformInfo: { chassisType: "R620", cpuModel: "Intel(R) Xeon(R) CPU E5-2640 0 @ 2.50GHz", nodeMemoryGB: 72, nodeType: "SF3010" }, sip: "10.10.5.106", softwareVersion: "9.0.0.1077" } ] } }
9.6