NetApp Element Management拡張ポイントの[VVols]タブにある[Virtual Volumes]ページでは、個々の仮想ボリュームを選択してその詳細を表示し、仮想ボリューム情報を確認できます。
[General Details]セクションには次の情報が表示されます。
- Name
- 仮想ボリュームに割り当てられている名前。
- Volume ID
- 基盤となるボリュームのID。
- Virtual Volume ID
- 仮想ボリュームのUUID。
- Virtual Volume Type
- 仮想ボリュームのタイプ(Config、Data、Memory、Swap、またはOther)。
- Status
- VVolタスクのステータス。
- Storage Container
- 仮想ボリュームを所有するストレージ コンテナのUUID。
- Size
- ボリュームのサイズ(GBまたはGiB)。
- Access
- 仮想ボリュームに割り当てられている読み取り / 書き込み権限。
[Efficiency]セクションには次の情報が表示されます。
- Compression
- ボリュームの圧縮による削減率。
- Deduplication
- ボリュームの重複排除による削減率。
- Thin Provisioning
- ボリュームのシンプロビジョニングによる削減率。
- Last Updated
- 前回の削減率更新日時。
[Performance]セクションには、次の詳細が表示されます。
- Account ID
- 関連付けられているアカウントの一意のアカウントID。
- Actual IOPS
- 過去500ミリ秒の、ボリュームに対する実際のIOPS。
- Async Delay
- ボリュームが最後にリモート クラスタと同期されてからの時間。
- Average IOP Size
- 過去500ミリ秒の、ボリュームに対する最新のI/Oの平均サイズ(バイト)。
- Burst IOPS Size
- ユーザが利用可能なIOPクレジットの合計数。ボリュームが最大IOPSに到達していない場合、クレジットは蓄積されます。
- Client Queue Depth
- ボリュームに対する未処理の読み取りおよび書き込み処理の数。
- Last Updated
- 前回のパフォーマンス更新日時。
- Latency USec
- 過去500ミリ秒の、ボリュームに対する処理が完了するまでの平均時間(マイクロ秒)。値「0」(ゼロ)はボリュームに対するI/Oがなかったことを意味します。
- Non-Zero Blocks
- 前回のガベージ コレクション完了後、データが含まれる4KiBブロックの総数。
- Performance Utilization
- 消費されているクラスタIOPSの割合。たとえば、25万IOPSのクラスタが10万IOPSで実行されている場合、消費率は40%です。
- Read Bytes
- ボリュームの作成以降にボリュームから読み込んだ累積バイト総数。
- Read Latency USec
- 過去500ミリ秒の、ボリュームに対する読み取り処理が完了するまでの平均時間(マイクロ秒)。
- Read Operations
- ボリューム作成以降にボリュームに対して行った読み取り処理の合計数。
- Thin Provisioning
- ボリュームのシンプロビジョニングによる削減率。
- Throttle
- 0~1の浮動小数点数。データの再レプリケーション、一時的なエラー、Snapshotの作成のために、クライアントの処理量をmaxIOPS未満に抑えている割合。
- Total Latency USec
- ボリュームに対する読み取りおよび書き込み処理が完了するまでの時間(マイクロ秒)。
- Unaligned Reads
- 512eボリュームの場合、4kセクターの境界に沿っていない読み取り処理の数。アラインされていない読み取りが多数ある場合は、パーティションのアライメントが適切でない可能性があります。
- Unaligned Writes
- 512eボリュームの場合、4kセクターの境界に沿っていない書き込み処理の数。アラインしていない書き込みが多数ある場合は、パーティションのアライメントが適切でない可能性があります。
- Volume ID
- システムによって生成されたボリュームのID。
- Volume Size
- ボリュームのサイズ(バイト)。
- Volume Utilization
- クライアントによるボリュームの使用率を示すパーセンテージ。
有効な値は次のとおりです。
- 0:クライアントはボリュームを使用していません。
- 100:クライアントは最大値まで使用しています。
- >100:クライアントはバースト値を使用しています。
- Write Bytes
- ボリュームの作成以降にボリュームに書き込まれた累積バイト総数。
- Write Latency USec
- 過去500ミリ秒の、ボリュームに対する書き込み処理が完了するまでの平均時間(マイクロ秒)。
- Write Operations
- ボリュームの作成以降にボリュームに対して行った書き込み処理の累積総数。
- Zero Blocks
- 前回のガベージ コレクション完了後、データが含まれない4KiBブロックの総数。
- Used Capacity
- 使用済み容量の割合。
[Quality of Service]セクションには、次の詳細が表示されます。
- I/O Size
- IOPSのサイズ(KB)。
- Min IOPS
- クラスタがボリュームに提供する平常時の最小IOPS。ボリュームに設定されたMin IOPSは、そのボリュームに対して最低限保証されるパフォーマンス レベルです。パフォーマンスがこのレベルを下回ることはありません。
- Max IOPS
- クラスタがボリュームに提供する平常時の最大IOPS。クラスタのIOPSレベルが非常に高い場合も、IOPSパフォーマンスはこのレベル以下に抑えられます。
- Burst IOPS
- 短時間のバースト時に許容される最大IOPS。ボリュームがMax IOPS未満で動作している間は、バースト クレジットが蓄積されます。パフォーマンス レベルが非常に高くなって最大レベルに達した場合、ボリュームでIOPSの短時間のバーストが許容されます。
- Max Bandwidth
- ブロック サイズの増加に対応するために使用が許可される最大帯域幅。
[Virtual Machine]セクションには、次の詳細が表示されます。
- Virtual Machine ID
- 仮想マシンのUUID。
- VM Name
- 仮想マシンの名前。
- Guest OS Type
- 仮想ボリュームに関連付けられたオペレーティング システム。
- Virtual Volumes
- 仮想ボリュームのUUIDおよびVM名のリスト。
[Bindings]セクションには次の見出しがあります。
- Host
- 仮想ボリュームをホストしていて、クラスタが認識しているESXiホストのUUID。
- Protocol Endpoint ID
- クラスタ内の各ノードに対応するプロトコル エンドポイントID。
- PE Type
- プロトコル エンドポイントのタイプ(NetApp Elementソフトウェアで使用可能なプロトコルはSCSIのみです)。
[Tasks]セクションには、次の詳細が表示されます。
- Operation
- タスクが実行している処理のタイプ。
値は次のとおりです。
- unknown:不明なタスク処理です。
- prepare:タスクは仮想ボリュームを準備中です。
- snapshot:タスクは仮想ボリュームのSnapshotの作成中です。
- rollback:タスクは仮想ボリュームをSnapshotにロールバック中です。
- clone:タスクは仮想ボリュームのクローンを作成中です。
- fastClone:タスクは仮想ボリュームの高速クローンを作成中です。
- copyDiffs:タスクは仮想ボリュームに異なるブロックをコピー中です。
- Status
- 仮想ボリューム タスクの現在のステータス。
値は次のとおりです。
- Error:タスクは失敗し、エラーが返されました。
- Queued:タスクは実行待ちです。
- Running:タスクは現在実行中です。
- Success:タスクは正常に完了しました。
- Task ID
- タスクの一意のID。