データストアの作成
NetApp Element Management
拡張ポイントを使用して、データストアを作成できます。
開始する前に
クラスタが少なくとも1つ追加および実行されている必要があります。
注:
vCenterリンク モードを使用している場合は、クラスタが追加されているvCenter Serverが正しいことを確認してください。
ユーザ アカウントを少なくとも1つ作成しておく必要があります。
vCenter Serverにホストが少なくとも1つ接続されている必要があります。
タスク概要
データストアの作成には選択したESXiホストでサポートされる最も高いVMFSバージョンが使用されるので、VMFSの互換性に関する問題を防ぐために、実行するvSphereおよびESXiのバージョンをすべてのクラスタ メンバーで統一する必要があります。
注:
データストアでQoSSIOCサービスを使用する場合は、まず
NetApp
Element Configuration拡張ポイントの
[mNode Settings]
ページで設定を行う必要があります。
手順
[NetApp Element Management]
>
[Management]
を選択します。
注:
複数のクラスタが追加されている場合は、このタスクに使用するクラスタがナビゲーション バーで選択されていることを確認してください。
[Datastore]
ページで、
[Create Datastore]
をクリックします。
[Create Datastore]
ダイアログ ボックスで、データストアの名前を入力します。
ヒント:
各データストアにはデータセンター内で一意な名前を使用します。複数のクラスタやvCenter Serverを使用する環境では、わかりやすい名前のベストプラクティスを使用してください。
[Next]
をクリックします。
データストアに必要なホストを1つ以上選択します。
注:
新しいデータストアを作成するには、ホストが少なくとも1つ接続されている必要があります。ホストに複数のイニシエータがある場合は、いずれかのイニシエータを選択するか、またはホストを選択することですべてのイニシエータを選択します。vCenterリンク モードを使用している場合は、クラスタが割り当てられているvCenter Serverから使用可能なホストのみを選択できます。
[Next]
をクリックします。
[Configure Volume]
ペインで、既存のボリュームを選択して次の手順に進むか、新しいデータストア用に新しいボリュームを作成します。
データストアの基盤となるボリュームの名前を入力します。
アカウントのドロップダウン リストからユーザ アカウントを選択します。
注:
新しいボリュームを作成するには、既存のユーザ アカウントが少なくとも1つ必要です。
作成するボリュームの合計サイズを入力します。
注:
デフォルトのボリューム サイズの単位はGBです。GBまたはGiB単位のサイズを使用してボリュームを作成できます。
1GB=1,000,000,000バイト
1GiB=1,073,741,824バイト
注:
デフォルトでは、すべての新しいボリュームについて、512バイト エミュレーションがONに設定されます。
[Quality of Service]
領域で、次のいずれかを実行します。
[Policy]
で、既存のQoSポリシーを選択します。
[Custom Settings]
で、IOPSの最小値、最大値、およびバースト値をカスタマイズするか、デフォルトのQoS値を使用します。
注意:
データストアのQoSSIOC設定を有効にすると、ボリューム レベルのQoS設定よりも優先されます。
注意:
最大IOPSまたはバーストIOPSの値が20,000 IOPSを超える場合、単一のボリュームでこのレベルのIOPSを実現するには、キュー深度を深くするか、複数のセッションが必要になる場合があります。
[Next]
をクリックします。
次のいずれかを選択してホスト アクセスの認証タイプを設定します。
Use Volume Access Group
Use CHAP
注:
ボリュームを参照できるイニシエータを明示的に制限するには、ボリューム アクセス グループの認証タイプを使用します。シークレットベースのセキュアなアクセスで、イニシエータを制限しない場合はCHAPを使用します。
[Next]
をクリックします。
[Use Volume Access Group]
を選択した場合は、選択したホストのボリューム アクセス グループを設定します。
[Required by Selected Initiators]
に表示されているボリューム アクセス グループは、前の手順で選択した1つ以上のホスト イニシエータにすでに関連付けられています。
追加のボリューム アクセス グループを選択するか、またはボリューム アクセス グループを新規作成して、使用可能なイニシエータに関連付けます。
Available
:クラスタ内のその他のボリューム アクセス グループを選択します。
Create New Access Group
:新しいアクセス グループの名前を入力し、
[Add]
をクリックします。
[Next]
をクリックします。
[Configure Hosts' Access]
ペインで、使用可能なホスト イニシエータ(IQNまたはWWPN)を、前のペインで選択したボリューム アクセス グループに関連付けます。ボリューム アクセス グループがすでに関連付けられているホスト イニシエータの場合、このフィールドは読み取り専用です。ボリューム アクセス グループに関連付けられていない場合は、イニシエータの横にあるドロップダウン リストから選択します。
[Next]
をクリックします。
QoSSIOC自動化を有効にする場合は、
[Enable QoS & SIOC]
チェック ボックスをクリックしてオンにし、QoSSIOCの設定を行います。
注:
QoSSIOCサービスを使用できない場合は、まず
NetApp Element Configuration
拡張ポイントの
[mNode Settings]
ページで設定を行う必要があります。
[Enable QoS & SIOC]
を選択します。
[Burst Factor]
を設定します。
注:
バースト係数は、VMDKのIOPS制限(SIOC)設定に掛ける係数です。デフォルト値を変更する場合は、すべてのVMDKについて、IOPS制限にこの係数を掛けてもElementボリュームの最大バースト制限を超えない値を指定してください。
オプション:
[Override Default QoS]
を選択し、値を設定します。
注:
データストアに対して
[Override Default QoS]
設定を無効にした場合、[
Shares
]および[
Limit IOPS
]の値は各VMのデフォルトのSIOC設定に基づいて自動的に設定されます。
ヒント:
SIOCシェア制限をカスタマイズするときは、SIOC IOPS制限も必ずカスタマイズしてください。
[Next]
をクリックします。
選択内容を確認し、
[Finish]
をクリックします。
vSphereのタスク監視を使用して、タスクの進捗状況を確認できます。データストアがリストに表示されない場合は、ビューを更新します。
親トピック:
データストア管理
関連概念
複数クラスタを管理する場合のオブジェクト名のベストプラクティス
関連タスク
クラスタの追加
アカウントの作成
QoSSIOCの管理ノードの設定