NetApp Element UIを使用して、元のソース ボリュームを再同期し、フェイルバックを実行できます。以下は、元のソース ボリュームが存在している場合の手順です。
手順
- Element UIで、フェイルオーバーを実行するために解除する関係を探します。
- [Actions]アイコンをクリックし、[Reverse Resync]をクリックします。
- 操作を確定します。
注:逆再同期(Reverse Resync)処理では、元のソース ボリュームとデスティネーション ボリュームの役割が逆転した新しい関係が作成されます(元の関係は残されるので、2つの関係が存在することになります)。逆再同期処理の一環として、元のデスティネーション ボリュームの新しいデータが元のソース ボリュームに転送されます。デスティネーション側のアクティブ ボリュームには引き続きアクセスしてデータを書き込むことができますが、元のプライマリ側にリダイレクトする前に、ソース ボリュームとすべてのホストとの接続を切断し、SnapMirror更新を実行する必要があります。
- 作成した逆の関係の[Actions]アイコンをクリックし、[Update]をクリックします。
これで逆再同期が完了しました。デスティネーション側のボリュームにアクティブなセッションが接続されておらず、かつ元のプライマリ ボリュームに最新のデータが格納されている状態になったため、次の手順を実行してフェイルバックを完了し、元のプライマリ ボリュームを再びアクティブ化することができます。
- 逆の関係の[Actions]アイコンをクリックし、[Break]をクリックします。
- 元の関係の[Actions]アイコンをクリックし、[Resync]をクリックします。
注:これで、元のプライマリ ボリュームをマウントしてそのボリュームで本番環境のワークロードを再開できるようになります。この関係に設定されているポリシーとスケジュールに基づいて、元のSnapMirrorレプリケーションが再開されます。
- 元の関係のステータスが「snapmirrored」であることを確認したら、逆の関係の[Actions]アイコンをクリックし、[Delete]をクリックします。