NetApp Elementソフトウェアを使用して、vSphere Virtual Volumes(VVol)機能を手動で有効にする必要があります。Elementソフトウェア システムのVVol機能はデフォルトでは無効になっており、新規インストール時やアップグレード時に自動的に有効になることはありません。VVol機能の有効化は1度だけ実行します。
開始する前に
- クラスタでElement 9.0以降が実行されている必要があります。
- クラスタがVVolに対応したESXi 6.0以降の環境に接続されている必要があります。
- Element 11.3以降を使用している場合は、クラスタをESXi 6.0 Update 3以降の環境に接続する必要があります。
タスク概要
注意:vSphere Virtual Volumes機能を有効にすると、Elementソフトウェアの設定が永続的に変更されます。クラスタがVMware ESXi VVolに対応した環境に接続されている場合にのみ、VVol機能を有効にしてください。VVol機能を無効にしてデフォルト設定に戻すには、クラスタを工場出荷時のイメージに戻す必要があります。これにより、システム上のデータがすべて削除されます。
手順
- の順に選択します。
- Virtual Volumes用のクラスタ固有の設定を探します。
- [Enable Virtual Volumes]をクリックします。
- [Yes]をクリックして、Virtual Volumes設定の変更を確定します。
Element UIに
[VVols]タブが表示されます。
注:VVol機能を有効にすると、SolidFireクラスタはVASA Providerを起動してVASAトラフィック用のポート8444を開き、vCenterおよびすべてのESXiホストから検出可能なプロトコル エンドポイントを作成します。
- で、Virtual Volumes(VVol)設定からVASA ProviderのURLをコピーします。このURLは、VASA ProviderをvCenterに登録する際に使用します。
- でストレージ コンテナを作成します.
注:VVolデータストアに対してVMをプロビジョニングできるようにするには、ストレージ コンテナを少なくとも1つ作成する必要があります。
- の順に選択します。
- クラスタ内のノードごとにプロトコル エンドポイントが作成されていることを確認します。
注:vSphereで追加の設定が必要です。vCenterへのVASA Providerの登録、VVolデータストアの作成と管理、およびポリシーに基づくストレージの管理を実行するには、『VMware vSphere Virtual Volumes for SolidFire Storage Configuration Guide』を参照してください。