AddVirtualNetworkメソッドを使用すると、クラスタ構成に新しい仮想ネットワークを追加できます。
仮想ネットワークを追加すると、各ノードのインターフェイスが作成され、その各インターフェイスに仮想ネットワークIPアドレスが必要となります。このAPIメソッドのパラメータには、クラスタ内のノード数以上のIPアドレスを指定する必要があります。仮想ネットワーク アドレスは一括でプロビジョニングされ、個々のノードに自動的に割り当てられます。仮想ネットワーク アドレスをノードに手動で割り当てる必要はありません。
このメソッドの入力パラメータは次のとおりです。
名前 | 説明 | タイプ | デフォルト値 | 必須 |
---|---|---|---|---|
addressBlocks | 仮想ネットワークに含める固有のIPアドレス範囲。このオブジェクトの必須のメンバーは次のとおりです。
|
JSONオブジェクトの配列 | なし | ○ |
attributes | JSONオブジェクト形式の名前と値のペアのリスト。 | JSONオブジェクト | なし | × |
gateway | 仮想ネットワークのゲートウェイのIPアドレス。このパラメータは、namespaceパラメータをtrueに設定した場合のみ有効です。 | 文字列 | なし | × |
name | 新しい仮想ネットワークのユーザ定義名。 | 文字列 | なし | ○ |
namespace | trueに設定した場合、ネームスペースとその仮想ネットワークが作成および構成され、ルーティング可能ストレージVLAN機能が有効になります。 | ブーリアン | なし | × |
netmask | 作成している仮想ネットワークに一意のネットワーク マスク。 | 文字列 | なし | ○ |
svip | 作成している仮想ネットワークに一意のストレージIPアドレス。 | 文字列 | なし | ○ |
virtualNetworkTag | 一意の仮想ネットワーク(VLAN)タグ。サポートされる値は1~4094です。 | 整数 | なし | ○ |
このメソッドの戻り値は次のとおりです。
名前 | 説明 | タイプ |
---|---|---|
virtualNetworkID | 新しい仮想ネットワークの仮想ネットワークID。 | 整数 |
このメソッドの要求例を次に示します。
{ "method": "AddVirtualNetwork", "params": { "virtualNetworkTag": 2010, "name": "network1", "addressBlocks" : [ { "start": "192.86.5.1", "size": 10 }, { "start": "192.86.5.50", "size": 20 } ], "netmask" : "255.255.192.0", "gateway" : "10.0.1.254", "svip" : "192.86.5.200", "attributes" : {} "namespace" : true }, "id": 1 }
このメソッドの応答例を次に示します。
{ "id": 1, "result": { "virtualNetworkID": 5 } }
9.6