情報ライフサイクル管理ポリシーとは

情報ライフサイクル管理(ILM)ポリシーは、優先順位が付けられた一連のILMルールです。StorageGRID Webscaleシステムが時間の経過に伴ってオブジェクト データを管理する方法を決定します。

ドラフト ポリシー、アクティブ ポリシー、履歴ポリシーとは

StorageGRID Webscaleシステムには、アクティブなILMポリシーが1つ必要です。また、StorageGRID WebscaleシステムではドラフトのILMポリシーを1つと任意の数の履歴ポリシーを使用できます。

初めてILMポリシーを作成するときは、ILMルールを1つ以上選択して特定の順序で並べ、ドラフト ポリシーを作成します。ドラフト ポリシーをシミュレートして動作を確認したら、そのポリシーをアクティブ化してアクティブ ポリシーを作成します。ドラフト ポリシーをアクティブ化すると、それまでのアクティブ ポリシーは履歴ポリシーになります。ILM履歴ポリシーはアクティブではなくなったILMポリシーです。ILM履歴ポリシーは削除できません。


ILMポリシーの概念図

ILMポリシーによるオブジェクトの評価方法

StorageGRID Webscaleシステムにオブジェクトが取り込まれると、そのメタデータがアクティブなILMポリシー内の最初のILMルールに照らして評価されます。オブジェクト メタデータが最初のルール内のフィルタに一致した場合は、そのルールのコンテンツ配置手順によって指定の格納場所にオブジェクト データが分散されます。メタデータが最初のルール内のフィルタに一致しなかった場合、オブジェクトはアクティブなILMポリシー内の後続の各ILMルールに照らして(一致するまで)評価されます。

1つのILMルールをポリシーのデフォルトのILMルールとして設定する必要があります。ポリシー内の他のどのILMルールもオブジェクト メタデータに一致しない場合、デフォルト ルールで指定された配置手順が適用されます。StorageGRID Webscaleシステムを最初にインストールした時点では、組み込みのILMルールである「Make 2 Copies」がデフォルトです。

次の図は、各オブジェクトがアクティブなILMポリシー内のILMルールで評価される方法を示しています。
ILMポリシーのロジック

ILMポリシーの例

以下の図は、次のように指定されたILMルールを含むILMポリシーを示しています。
  1. オブジェクトが取り込まれると、データセンター1(DC1)のディスク(ストレージ ノード)、データセンター2(DC2)のディスク、DC2のアーカイブ メディア(アーカイブ ノード)にコピーがそれぞれ1つずつ配置されます。
  2. 1年後、DC2のディスクに格納されたコピーが削除されます。

ILMポリシーの例