フォアグラウンド検証の実行

フォアグラウンド検証では、ストレージ ノードにデータが存在するかどうかを確認できます。オブジェクト データが欠落している場合、LDRサービスで使用している基盤となるストレージ デバイスに問題がある可能性があります。

開始する前に

タスク概要

フォアグラウンド検証は、欠落しているレプリケート オブジェクト データとイレイジャー コーディング オブジェクト データの両方をチェックします。
  • フォアグラウンド検証で大量の欠落オブジェクト データが見つかった場合は、調査および対処が必要な問題がストレージ ノードのストレージで発生している可能性があります。
  • イレイジャー コーディング データに関連する重大なストレージ エラーがフォアグラウンド検証で見つかった場合は、通知が送信されます。ストレージ ボリュームのリカバリを実行してエラーを修復する必要があります。

フォアグラウンド検証では、ストレージ ノードのすべてのオブジェクト ストアをチェックすることも、特定のオブジェクト ストアのみをチェックすることもできます。

フォアグラウンド検証で欠落オブジェクト データが見つかった場合、StorageGRID Webscaleシステムはデータの置き換えを試みます。置き換え用のコピーを作成できない場合、LOST(Lost Objects)アラームがトリガーされることがあります。

フォアグラウンド検証を実行すると、LDRフォアグラウンド検証グリッド タスクが生成されます。このタスクの所要時間はストレージ ノードに格納されているオブジェクトの数によって異なり、完了までに数日から数週間かかることがあります。同時に複数のストレージ ノードを選択できますが、これらのグリッド タスクは同時には実行されず、キューに登録されて1つずつ順番に実行されます。あるストレージ ノードでフォアグラウンド検証が実行中の間は、そのストレージ ノードに対して他のボリュームを検証するオプションを選択できたとしても、同じストレージ ノードで別のフォアグラウンド検証タスクを開始することはできません。

フォアグラウンド検証の実行中に別のストレージ ノードがオフラインになった場合、グリッド タスクは引き続き実行されますが、[% Complete]が99.99%に達すると停止します。その時点で[% Complete]は50%に戻り、ストレージ ノードがオンライン状態に戻るまで待機状態になります。ストレージ ノードがオンライン状態に戻ると、LDRフォアグラウンド検証グリッド タスクが再開されて完了するまで実行されます。

手順

  1. [Grid]を選択します。
  2. [Storage Node] > [LDR] > [Verification]を選択します。
  3. [Configuration] > [Main]をクリックします。
  4. [Foreground Verification]で、検証する各ストレージ ボリュームIDのチェック ボックスをオンにします。

    フォアグラウンド検証の設定ページ
  5. [Apply Changes]をクリックします。

    自動更新で内容がリロードされるまで、このページを開いたままにします。ページが更新されると、このストレージ ノードのオブジェクト ストアは選択できなくなります。

    LDRフォアグラウンド検証グリッド タスクが生成され、完了あるいは一時停止するか、または中止されるまで実行されます。
  6. 欠落オブジェクトまたは欠落フラグメントを監視します。
    1. [Storage Node] > [LDR] > [Verification]を選択します。
    2. [Overview]タブの[Verification Results]で、[Missing Objects Detected]の値を確認します。
      [Missing Objects Detected]のカウントが大きい場合(欠落オブジェクトの数が数百に及ぶ場合)、ストレージ ノードのストレージに問題がある可能性があります。この場合は、フォアグラウンド検証グリッド タスクを中止してフォアグラウンド検証をキャンセルし、ストレージの問題を解決してから、ストレージ ノードのフォアグラウンド検証を再度実行します。
    3. [Storage Node] > [LDR] > [Erasure Coding]を選択します。
    4. [Overview]タブの[Verification Results]で、[Missing Fragments Detected]の値を確認します。
      [Missing Fragments Detected]の数が大きい(欠落フラグメントの数が数百に及ぶ)場合、ストレージ ノードのストレージに問題がある可能性があります。この場合は、フォアグラウンド検証グリッド タスクを中止してフォアグラウンド検証をキャンセルし、ストレージの問題を解決してから、ストレージ ノードのフォアグラウンド検証を再度実行します。

    レプリケート オブジェクト コピーまたはフラグメントの欠落がフォアグラウンド検証で大量に見つからなければ、ストレージは正常に動作しています。

  7. フォアグラウンド検証グリッド タスクが完了するまで監視します。
    1. [Grid] > [site] > [Admin Node] > [CMN] > [Grid Task] > [Overview] > [Main]に移動します。
    2. フォアグラウンド検証グリッド タスクがエラーなく実行されていることを確認します。
      注:フォアグラウンド検証グリッド タスクが一時停止すると、グリッド タスク ステータス(SCAS)に対してNoticeレベルのアラームがトリガーされます。
    3. critical storage errorでグリッド タスクが一時停止した場合は、影響を受けたボリュームをリカバリしてから、残りのボリュームでフォアグラウンド検証を実行してさらにエラーがないかを確認します。
      注意:Encountered a critical storage error in volume volID」というメッセージが表示されてフォアグラウンド検証グリッド タスクが一時停止した場合は、『リカバリおよびメンテナンス ガイド』に記載されている障害ストレージ ボリュームのリカバリ手順を実行する必要があります。

終了後の操作

データの整合性に関して不安が残る場合は、[LDR] > [Verification] > [Configuration] > [Main]に移動して、バックグラウンド検証の実行回数を増やしてください。バックグラウンド検証は、格納されているすべてのオブジェクト データの正確性を確認し、見つかった問題を修復します。潜在的な問題をできるだけ早く検出して修復することで、データ損失のリスクが軽減されます。