イレイジャー コーディング プロファイルの設定

イレイジャー コーディング プロファイルを作成するには、ストレージ プールをイレイジャー コーディング スキーム(6+3など)と関連付けます。これで、ILMルールの配置手順を設定する場合に、イレイジャー コーディング プロファイルを選択できるようになります。オブジェクトがルールに一致した場合、イレイジャー コーディング スキームに従ってデータ フラグメントとパリティ フラグメントが作成され、ストレージ プール内の格納場所に分散されます。

開始する前に

タスク概要

イレイジャー コーディング プロファイルを作成するには、ストレージ ノードを含むストレージ プールをイレイジャー コーディング スキームに関連付けます。この関連付けにより、作成されるデータ フラグメントおよびパリティ フラグメントの数と、各フラグメントをどこに分散配置するかが決まります。イレイジャー コーディング プロファイルで使用するストレージ プールには、サイトが1つだけ、または3つ以上含まれている必要があります。サイトの冗長性を実現するには、ストレージ プールにサイトが3つ以上必要です。詳細については、「イレイジャー コーディング スキームとは」を参照してください。
注:ストレージ ノードを含むストレージ プールを選択する必要があります。イレイジャー コーディング データ用にアーカイブ ノードを使用することはできません。

一度保存したイレイジャー コーディング プロファイルは、名前は変更できますが、別のストレージ プールやイレイジャー コーディング スキームを選択することはできません。また、プロファイルを削除することもできません。

手順

  1. [ILM] > [Erasure Coding]を選択します。
    [Erasure Coding Profiles]ページが表示されます。
    [Erasure Coding Profiles]ページ
  2. [Create]をクリックします。
    [Create EC Profile]ダイアログ ボックスが表示されます。デフォルトでは、[Storage Pool]フィールドには[All Storage Nodes]が選択され、StorageGRID Webscaleシステムで使用可能なストレージ ノードとサイトの総数に基づいて使用可能なイレイジャー コーディング スキームが表示されます。
    [Create EC Profile]ページ
  3. イレイジャー コーディング プロファイルの名前を入力します。
    この名前は、イレイジャー コーディング用のILMルールを設定したときにストレージ プール名に自動的に追加されます。短くてわかりやすい名前を入力してください。
  4. ストレージ プールとイレイジャー コーディング スキームを選択します。
    ストレージ プールを選択すると、使用可能なイレイジャー コーディング スキームのリストが更新され、そのプール内のストレージ ノードとサイトの数が反映されます。使用可能な各スキームについて次の情報が表示されます。
    • Erasure Code:イレイジャー コーディング スキームの名前。データ フラグメント + パリティ フラグメントの形式で表されます。
    • Storage Overhead (%):オブジェクトのデータ サイズを基準とした、パリティ フラグメントに必要な追加ストレージ。ストレージ オーバーヘッド = パリティ フラグメントの総数 / データ フラグメントの総数。
    • Storage Node Redundancy:オブジェクト データの読み出しが可能な状態で、損失が許容されるストレージ ノードの数。
    • Site Redundancy:選択したイレイジャー コーディングで、サイトが1つ失われてもオブジェクト データの読み出しが可能かどうかを示します。

      サイトの冗長化を確保するには、選択したストレージ プールに複数のサイトが含まれていて、どのサイトが失われても十分な数のストレージ ノードが各サイトに配置されている必要があります。たとえば、6+3のイレイジャー コーディング スキームを使用してサイトの冗長化を確保するためには、選択したストレージ プールにサイトが3つ以上含まれていて、各サイトにストレージ ノードが3つ以上含まれている必要があります。

    以下のケースではメッセージが表示されます。
    • 選択したストレージ プールではサイトの冗長化が確保されない。選択したストレージ プールに含まれているサイトが1つだけの場合は、次のメッセージが表示されます。ノードを障害から保護する場合は、ILMルールでこのイレイジャー コーディング プロファイルを使用できます。
      [Site Redundancy]が[No]の場合に表示されるメッセージ
    • 選択したストレージ プールがイレイジャー コーディング スキームの要件を満たしていない。たとえば、選択したストレージ プールに含まれているサイトが2つだけの場合は、次のメッセージが表示されます。イレイジャー コーディングを使用してオブジェクト データを保護する場合は、サイトが1つだけ、または3つ以上のストレージ プールを選択する必要があります。
      使用できるイレイジャー コーディング スキームがない場合に表示されるメッセージ
  5. 複数のイレイジャー コーディング スキームが表示される場合は、使用するスキームを1つ選択します。

    どのイレイジャー コーディング スキームを使用するかを決めるにあたっては、フォールト トレランス(パリティ セグメントの数が多いほど高くなる)と修復に必要なネットワーク トラフィック(フラグメントの数が多いほどネットワーク トラフィックも増加する)のバランスを考える必要があります。たとえば、4+2と6+3のどちらかのスキームを選ぶ場合、パリティを増やしてフォールト トレランスを向上させる必要がある場合は6+3のスキームを選択します。ノード修復時のネットワーク使用量を削減するためにネットワーク リソースが制限されている場合は、4+2のスキームを選択します。

  6. [Save]をクリックします。