StorageGRID Webscale環境内の、監査メッセージの取得先の各管理ノードで次の手順を実行します。
開始する前に
- root / 管理者アカウントのパスワードを含むPasswords.txtファイルが必要です(SAIDパッケージ内にあります)。
- Configuration.txtファイルが必要です(SAIDパッケージ内にあります)。
手順
- サービス ラップトップから、プライマリ管理ノードにログインします。
- 次のコマンドを入力します:ssh admin@primary_Admin_Node_IP
- Passwords.txtファイルに含まれているパスワードを入力します。
- 次のコマンドを入力してrootに切り替えます:su -
- Passwords.txtファイルに含まれているパスワードを入力します。
rootとしてログインすると、プロンプトが$から#に変わります。
- すべてのサービスの状態が「Running」または「Verified」であることを確認します。 storagegrid-status
すべてのサービスが「Running」または「Verified」でない場合は、問題を解決してから続行してください。
- コマンドラインに戻って、Ctrl+Cキーを押します。
- CIFS設定ユーティリティを起動します。 config_cifs.rb
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| Shares | Authentication | Config |
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| add-audit-share | set-authentication | validate-config |
| enable-disable-share | set-netbios-name | help |
| add-user-to-share | join-domain | exit |
| remove-user-from-share | add-password-server | |
| modify-group | remove-password-server | |
| | add-wins-server | |
| | remove-wins-server | |
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- Windowsワークグループの認証を設定します。
認証がすでに設定されている場合は、確認のメッセージが表示されます。認証がすでに設定されている場合は、手順
6に進みます。
- 次のコマンドを入力します。 set-authentication
- WindowsワークグループまたはActive Directoryのインストールを求めるプロンプトが表示されたら、次のように入力します。 workgroup
- プロンプトが表示されたら、ワークグループの名前を入力します。 workgroup_name
- プロンプトが表示されたら、わかりやすいNetBIOS名を設定します。 workgroup_name
または
Enterキーを押して管理ノードのホスト名をNetBIOS名として使用します。
スクリプトによってSambaサーバが再起動され、変更が適用されます。この処理にかかる時間は1分足らずです。認証を設定したら、監査クライアントを追加します。
- プロンプトが表示されたら、Enterキーを押します。
CIFS設定ユーティリティが表示されます。
- 監査クライアントを追加します。
- 次のコマンドを入力します。 add-audit-share
注:共有が読み取り専用として自動的に追加されます。
- プロンプトが表示されたら、ユーザまたはグループを追加します。 user
- プロンプトが表示されたら、監査ユーザ名を入力します。 audit_user_name
- プロンプトが表示されたら、監査ユーザのパスワードを入力します。 password
- プロンプトが表示されたら、確認のためにもう一度同じパスワードを入力します。 password
- プロンプトが表示されたら、Enterキーを押します。
CIFS設定ユーティリティが表示されます。
注:ディレクトリを入力する必要はありません。監査ディレクトリ名はあらかじめ決まっています。
- 複数のユーザまたはグループが監査共有へのアクセスを許可されている場合は、ユーザを追加します。
- 次のコマンドを入力します。 add-user-to-share
有効な共有に番号が振られ、リストに表示されます。
- プロンプトが表示されたら、監査エクスポート共有の番号を入力します。 share_number
- プロンプトが表示されたら、ユーザまたはグループを追加します。 user
または group
- プロンプトが表示されたら、監査ユーザまたはグループの名前を入力します。 audit_user or audit_group
- プロンプトが表示されたら、Enterキーを押します。
CIFS設定ユーティリティが表示されます。
- 監査共有に追加するユーザまたはグループごとに、手順7を繰り返します。
- 必要に応じて、設定を確認します。 validate-config
サービスがチェックされて表示されます。次のメッセージは無視してかまいません。
Can't find include file /etc/samba/includes/cifs-interfaces.inc
Can't find include file /etc/samba/includes/cifs-filesystem.inc
Can't find include file /etc/samba/includes/cifs-custom-config.inc
Can't find include file /etc/samba/includes/cifs-shares.inc
rlimit_max: increasing rlimit_max (1024) to minimum Windows limit (16384)
- プロンプトが表示されたら、Enterキーを押します。
監査クライアント設定が表示されます。
- プロンプトが表示されたら、Enterキーを押します。
CIFS設定ユーティリティが表示されます。
- CIFS設定ユーティリティを閉じます。 exit
- StorageGRID Webscale環境が単一サイトの場合は、手順11に進みます。
または
StorageGRID Webscale環境の他のサイトに管理ノードが含まれている場合は、必要に応じてこれらの監査共有を有効にします。
- サイトの管理ノードにリモートからログインします。
- 次のコマンドを入力します:ssh admin@grid_node_IP
- Passwords.txtファイルに含まれているパスワードを入力します。
- 次のコマンドを入力してrootに切り替えます:su -
- Passwords.txtファイルに含まれているパスワードを入力します。
- 手順4~9を繰り返して、追加の管理ノードごとに監査共有を設定します。
- リモート管理ノードへのリモートのSecure Shellログインを終了します。 exit
- コマンド シェルからログアウトします。 exit