ドラフトのILMポリシーにILMルールを追加してポリシーをシミュレートし、ポリシーが想定どおりに動作することを確認したら、ドラフト ポリシーをアクティブ化できます。
タスク概要
ILMポリシーをアクティブ化すると、システムは新しいポリシーをすべてのノードに配布します。ただし、すべてのグリッド ノードが新しいアクティブ ポリシーを受信できるようになるまで、新しいポリシーが実際には有効にならない場合があります。グリッド オブジェクトが誤って削除されないように、システムが新しいアクティブ ポリシーの実装を待機する場合もあります。
- データの冗長性や耐久性を向上させる変更をポリシーに加えた場合、変更内容はすぐに実装されます。たとえば、Make 2 CopiesルールではなくMake 3 Copiesルールを使用する新しいポリシーをアクティブ化すると、そのポリシーはすぐに実装されます。これは、Make 3 Copiesルールがデータの冗長性を向上させるためです。
- データの冗長性や耐久性を低下させる可能性のある変更をポリシーに加えた場合、変更内容はすべてのグリッド ノードが使用可能になるまで実装されません。たとえば、Make 3 CopiesルールではなくMake 2 Copiesルールを使用する新しいポリシーをアクティブ化すると、新しいポリシーは「Active」とマークされますが、すべてのノードがオンラインかつ使用可能な状態になるまで有効になりません。
手順
- ドラフト ポリシーをアクティブ化する準備ができたら、[ILM Policies]ページでポリシーを選択し、[Activate]をクリックします。
警告メッセージが表示され、ドラフト ポリシーをアクティブ化するかどうかの確認を求められます。

- [OK]をクリックします。
タスクの結果
新しいILMポリシーがアクティブ化されると次のように表示されます。
- [ILM Policies]ページの表で、ポリシーの[Policy State]が[Active]と表示されます。[Start Date]はポリシーがアクティブ化された日時を示しています。
![アクティブ ポリシーと履歴ポリシーが表示された[ILM Policies]ページ](GUID-F98C3118-E283-4024-A385-73F1128146C4-low.gif)
- それまでアクティブだったポリシーは[Policy State]が[Historical]と表示されます。[Start Date]と[End Date]は、ポリシーがアクティブになった日時と無効になった日時を示しています。