レプリケーションおよびイレイジャー コーディングとは
StorageGRID Webscale
は、オブジェクト データを損失から保護するための2つのメカニズム(レプリケーションとイレイジャー コーディング)を提供します。
詳細情報
レプリケーションとは
レプリケーションは、オブジェクト データを格納するために
StorageGRID Webscale
で使用する2つのメカニズムのうちの1つです。レプリケート コピーを作成するように設定されたILMルールにオブジェクトが一致した場合、
StorageGRID Webscale
はオブジェクト データの完全なコピーを作成してストレージ ノードまたはアーカイブ ノードに格納します。
イレイジャー コーディングとは
イレイジャー コーディングは、オブジェクト データを格納するために
StorageGRID Webscale
で使用される2つ目の方法です。
StorageGRID Webscale
がイレイジャー コーディング コピーを作成するように設定されたILMルールにオブジェクトが一致した場合、オブジェクト データが複数のデータ フラグメントに分割され、追加のパリティ フラグメントが計算され、各フラグメントが別のストレージ ノードに格納されます。オブジェクトがアクセスされた場合、格納されたフラグメントを使用してそのオブジェクトが再アセンブルされます。データ フラグメントまたはパリティ フラグメントが破損したり失われたりしても、イレイジャー コーディング アルゴリズムが残りのデータ フラグメントとパリティ フラグメントを使用してそのフラグメントを再作成します。
イレイジャー コーディング スキームとは
ILMルールにイレイジャー コーディング プロファイルを設定する場合は、使用可能なイレイジャー コーディング スキームを選択します。イレイジャー コーディング スキームは、各オブジェクト用に作成されるデータ フラグメントとパリティ フラグメントの数を制御します。使用可能なイレイジャー コーディング スキームは、使用するストレージ プールを構成するストレージ ノードとサイトの数によって異なります。
イレイジャー コーディングのメリット、デメリット、および要件
レプリケーションとイレイジャー コーディングのどちらを使用してオブジェクト データを損失から保護するかを決定する前に、イレイジャー コーディングのメリット、デメリット、および要件を理解しておく必要があります。
親トピック:
情報ライフサイクル管理ルールとは