StorageGRID Webscaleシステムとは

StorageGRID Webscaleシステムは、固定コンテンツ データを長期にわたって格納、保護、保管する分散オブジェクト ストレージ システムです。グリッド アーキテクチャを採用してシステム全体にオブジェクトのコピーを分散させることで、データを継続的に利用できる信頼性の高いシステムを構築します。システムの一部がダウンすると別の部分がただちにテイクオーバーするため、オブジェクトは常に読み出し可能となります。

StorageGRID Webscaleシステムの概念図

このアーキテクチャを実装するために、StorageGRID Webscaleシステムではネットワークに接続されたサーバでグリッド ノードをホストするシステムを採用しています。これらのグリッド ノードは1つ以上のサービスをホストしており、それぞれがStorageGRID Webscaleシステムに一連の機能を提供します。

StorageGRID Webscaleシステムでは、ポリシーベースのInformation Lifecycle Management(ILM;情報ライフサイクル管理)システムを使用してオブジェクトを管理します。各グリッドには、1つ以上のILMルールを含むアクティブなILMポリシーがあります。このILMルールによって、オブジェクト メタデータを基にオブジェクトがフィルタリングされ、取り込まれたオブジェクトのデータの処理(格納場所、損失から保護する方法、保管期間など)が決まります。

StorageGRID WebscaleシステムはWAN(広域ネットワーク)リンク上で稼働するため、オフサイトでデータを損失から保護できます。コピーが作成されてシステム全体に分散されるので、オブジェクトの継続的な可用性を確保できます。複数のサイトがあるシステムでは、このようにコピーが分散されることで、サイトの1つが失われてもデータは失われず、クライアントが他のサイトからシームレスにデータを読み出すことができます。StorageGRID Webscaleシステムの全般的な概要については、『グリッド入門』を参照してください。