StorageGRID Webscaleアプライアンスを設置する前に、コントローラ ポートの使用方法を確認する必要があります。
StorageGRID Webscaleアプライアンスのコントローラには次のポートがあります。この図はSG5660モデルのものです。SG5612モデルでは、コントローラが上下ではなく左右に並んでいます。
項目 | ポート | ポートのタイプ | 機能 |
---|---|---|---|
1 | E2700コントローラの管理ポート1 | 1Gb(RJ-45)イーサネット | E2700コントローラをSANtricity Storage Managerがインストールされているネットワークに接続します。 |
2 | E2700コントローラの管理ポート2 | 1Gb(RJ-45)イーサネット | 設置時にE2700コントローラをサービス ラップトップに接続します。 |
3 | 各コントローラの2つのSASインターコネクト ポート(Ch 1とCh 2) | E2700コントローラ:mini-SAS-HD E5600SGコントローラ:mini-SAS |
2台のコントローラを相互に接続します。 |
4 | E5600SGコントローラの管理ポート1 | 1Gb(RJ-45)イーサネット | E5600SGコントローラをStorageGRID Webscaleの管理ネットワークに接続します。 |
5 | E5600SGコントローラの管理ポート2 | 1Gb(RJ-45)イーサネット | 設置時にE5600SGコントローラをサービス ラップトップに接続します。 |
6 | E5600SGコントローラの4つのネットワーク ポート | 10GbE(光ファイバ) | E5600SGコントローラをStorageGRID Webscaleのグリッド ネットワークおよびクライアント ネットワーク(使用している場合)に接続します。ポートをボンディングしてコントローラへの冗長パスを構成できます。 |
E5600SGコントローラの4つのネットワーク ポートをボンディングすることで、コントローラへの冗長パスが構成されます。以下の構成が可能です。
アクティブ / バックアップ モード(デフォルト)では、一度に1つのポートのみがアクティブになります。アクティブなポートで障害が発生すると、自動的にバックアップ ポートにフェイルオーバーして接続が継続されます。固定ポート構成を使用する場合、ポート4がポート2のバックアップ パス(グリッド ネットワーク)になり、ポート3がポート1のバックアップ パス(クライアント ネットワーク)になります。
LACPモードでは、各ポート ペアでコントローラとネットワークの間の論理チャネルが形成され、スループットが向上します。一方のポートで障害が発生すると、もう一方のポートにフェイルオーバーして接続が継続されます。LACPモードを使用するには、バージョン1.7以降のStorageGRID Webscaleアプライアンス インストーラが必要です。
これらのポートの設定の詳細については、アプライアンスのケーブル接続の手順を参照するか、該当する『StorageGRID Webscaleソフトウェア インストール ガイド』を参照してください。