ストレージ要件

StorageGRID Webscaleノードのストレージ要件を理解しておく必要があります。

StorageGRID Webscaleに必要なストレージは、3つの論理カテゴリに分類されます。

カテゴリに関係なく、いずれのストレージにもRAIDベースのブロック デバイス(LUN / ボリューム)を使用する必要があります。非冗長ディスク、SSD、またはJBODはサポートされていません。いずれのカテゴリのストレージにも、共有またはローカルのどちらかのRAIDストレージを使用できます。ただし、StorageGRID Webscaleのノード移行機能を使用する場合は、システム メタデータとオブジェクト データの両方を共有ストレージに格納する必要があります (ノード移行の詳細については、「ノード移行の要件」および『リカバリおよびメンテナンス ガイド』を参照してください)。

次の表に、ストレージのカテゴリ別に各タイプのノードに必要な最小ストレージ スペースを示します。

ノードのタイプ コンテナ プール システム メタデータ オブジェクト データ
管理 100GB 390GB 0GB
APIゲートウェイ 100GB 90GB 0GB
ストレージ 100GB 90GB 4,000GB
アーカイブ 100GB 90GB 0GB

上記の表を参照して、それぞれのカテゴリの各ホストに最小限必要なストレージの容量を確認します。これは、そのホストで実行するStorageGRID Webscaleノードの数とタイプで決まります。たとえば、単一のホストで管理ノード、APIゲートウェイ ノード、およびストレージ ノードを1つずつ実行する場合は、そのホストでコンテナ プール用に300GB、システム メタデータ用に570GB、オブジェクト データ用に4,000GBのストレージを少なくとも確保する必要があります。

次の表に、個々のホストで使用できるようにする必要があるブロック ストレージ ボリューム(LUN)の数とサイズを示します。これは、そのホストに導入するノードの数とタイプに応じて異なります。

注:これはホストごとの数値を示したものであり、グリッド全体の数値ではありません。
LUNの用途 ストレージのカテゴリ LUNの数 LUNあたりの最小サイズ
Dockerストレージ プール コンテナ プール 1 NTotal × 100GB/ノード
ノード単位の/var/localボリューム システム メタデータ NTotal 90GB
管理ノードの監査ログ システム メタデータ NAdmin 200GB
管理ノードのテーブル システム メタデータ NAdmin 100GB
ストレージ ノード オブジェクト データ NStorage × R 4,000GB

「ストレージ ノードのストレージ要件」を参照)

表中の略語の意味:
上記の表を使用して、必要なStorageGRID Webscaleノードをサポートするために各ホストに割り当てる必要があるブロック ストレージ ボリュームの数とサイズを確認します。たとえば、単一のホストで管理ノード、APIゲートウェイ ノード、およびストレージ ノードを1つずつ実行するとします。このシナリオでは、次のように、少なくとも7つのブロック ストレージ ボリュームを割り当てる必要があります。

ストレージ ノードのストレージ要件

ストレージ ノードにスペースを割り当てる際は、StorageGRID Webscaleの各ストレージ ノードでCassandraデータベース用に2TBのスペースが確保されることに注意してください。このデータベースには、すべてのオブジェクト メタデータと一部の構成データが格納されます。

Cassandraデータは、各ストレージ ノードの最初のストレージ ボリューム(rangedb0)に格納されます。このボリュームに追加する容量は、すべてオブジェクト ストレージに使用されます。
  • 一般に、各ストレージ ノードには少なくとも3つのストレージ ボリュームを使用します。各ストレージ ボリュームのサイズは4TB以上にします。

  • 各ストレージ ノードでストレージ ボリュームを1つだけ使用する場合は、少なくとも4TBのスペースを割り当てる必要があります。
    注:ストレージ ノードでストレージ ボリュームを1つしか使用していない場合に、そのボリュームに2TB以下を割り当てると、ストレージ ノードが起動時にただちにストレージ読み取り専用状態になり、オブジェクト メタデータのみを格納します。
  • 各ストレージ ノードで複数のストレージ ボリュームを使用する場合は、rangedb0に少なくとも2TBを割り当てる必要がありますが、推奨するサイズは4TBです。4TBを割り当てると、rangedb0にオブジェクト メタデータ用の十分な容量が確保され、オブジェクト データにも使用されるようになります。

パフォーマンス要件

コンテナ プールのボリューム、システム メタデータのボリューム、およびオブジェクト メタデータのボリューム(rangedb0)のパフォーマンスは、システム全体のパフォーマンスに大きく影響します。ボリュームのディスク パフォーマンスが、レイテンシ、1秒あたりの入出力操作(IOPS)、スループットの点で適切になるように、それらのボリュームにはパフォーマンス階層(10K SASまたはSSD)のストレージを使用します。オブジェクト データの永続的なストレージには、大容量階層(NL-SAS / SATA)のストレージを使用できます。

コンテナ プール、システム メタデータ、およびオブジェクト データ用のボリュームでは、ライトバック キャッシュを有効にする必要があります。キャッシュは、保護されたメディアまたは永続的なメディアに配置する必要があります。