インストールが完了したら、統合と設定を行うための一連の手順を実行する必要があります。手順には必須のものとオプションのものがあります。
VMware vSphereハイパーバイザーで自動再起動を設定する。
サーバが再起動するときに仮想マシンを再起動するようにハイパーバイザーを設定する必要があります。自動再起動を設定しないと、サーバが再起動したあとに仮想マシンとグリッド ノードがシャット ダウンされたままになります。詳細については、VMware vSphereハイパーバイザーのドキュメントを参照してください。
StorageGRID Webscaleシステムの情報ライフサイクル管理(ILM)ポリシーを設定する。
ILMポリシーの設定については、『管理者ガイド』の「情報ライフサイクル管理によるオブジェクトの管理」を参照してください。
ユーザと管理者のアカウントを作成する。
システムにアクセスするその他すべてのユーザを対象に、適切な権限を持つアカウントを設定する必要があります。詳細については、『管理者ガイド』の「管理者ユーザ アカウントおよび管理者グループによるシステム アクセスの制御」を参照してください。
アーカイブ ノードを設定する。
StorageGRID Webscaleシステムにアーカイブ ノードが含まれている場合は、アーカイブ ノードからターゲットの外部アーカイブ ストレージ システムへの接続を設定する必要があります。詳細については、『管理者ガイド』を参照してください。
アーカイブ ノードがTivoli Storage Managerを外部アーカイブ ストレージ システムとして使用する場合は、Tivoli Storage Managerを設定する必要があります。詳細については、『管理者ガイド』の「Tivoli Storage Managerの統合」を参照してください。
StorageGRID WebscaleシステムにAPIクライアント アプリケーションを統合してテストする。
StorageGRID Webscaleシステムにオブジェクトをアップロードするために使用するAPIクライアント アプリケーションを設定する必要があります。詳細については、使用するAPIに適したガイドを参照してください。
S3 APIを使用する場合は、『S3(Simple Storage Service)実装ガイド』を参照してください。
Swift APIを使用する場合は、『Swift実装ガイド』を参照してください。
インストール環境にStorageGRID Webscaleアプライアンス ストレージ ノードが含まれている場合は、SANtricityソフトウェアを使用して次の作業を実行します。
手順については、使用するアプライアンスの『ハードウェア インストールおよびメンテナンス ガイド』およびSANtricityソフトウェアのオンライン ヘルプを参照してください。
Eメール通知を設定する。
システム アラームやサービス ステータス変更について通知するEメール用のメーリング リストおよびEメールの内容を設定することができます。詳細については、『管理者ガイド』の「通知の設定」を参照してください。
SNMPによる監視を設定する。
システム ステータスの監視に使用するSimple Network Management Protocol(SNMP;簡易ネットワーク管理プロトコル)エージェントを設定することができます。詳細については、『管理者ガイド』の「SNMPによる監視の設定」を参照してください。
IPアドレスを再設定する。
導入を計画したあと(およびSAIDパッケージを生成したあと)にグリッド ノードのIPアドレスが変わった場合は、IPアドレスを更新する必要があります。詳細については、『リカバリおよびメンテナンス ガイド』の「IPアドレスの変更」を参照してください。
ストレージ暗号化を設定する。
必要に応じて、格納されているオブジェクトの暗号化をオンにすることができます。詳細については、『管理者ガイド』の「格納されているオブジェクトの暗号化の設定」を参照してください。
ストレージの圧縮を設定する。
必要に応じて、圧縮をオンにして格納されているオブジェクトのサイズを削減することができます。詳細については、『管理者ガイド』の「格納されているオブジェクトの圧縮の設定」を参照してください。
監査共有へのアクセスを設定する。
Common Internet File System(CIFS)またはNetwork File System(NFS)ファイル共有を通じて、監査を目的としたシステムへのアクセスを設定することができます。詳細については、『管理者ガイド』の「監査クライアントのアクセスの設定」を参照してください。