ILMポリシーとストレージ構成の確認

運用停止処理の実行中に、情報ライフサイクル管理(ILM)ルールによる再評価によって、運用停止されるストレージ ノードからオブジェクト データが移行されます。具体的には、この再評価プロセスによって、運用停止されるストレージ ノードが有効なコンテンツの場所でなくなったことが確認され、当該ストレージ ノードに現在置かれているすべてのオブジェクト データが他のストレージ ノードにコピーされ、StorageGRID WebscaleシステムのILMポリシーに沿って処理が続行されます。

運用停止プロセスを開始する前に、StorageGRID WebscaleシステムのILMポリシーを確認して、運用停止処理の実行中にILMルールによる再評価によってオブジェクト データのコピーがどこに配置されるかを確認しておきます。ILMルールを確認して、新しいコピーの作成先を慎重に検討してください。オブジェクト データのコピーとStorageGRID Webscaleシステムの継続的な運用の両方に対応するには、StorageGRID Webscaleシステムで正しいタイプの容量を正しい場所に十分に確保することが必要です。

検討が必要な点は次のとおりです。
注:ILMポリシーを満たすことができないと、バックログやアラームが発生し、StorageGRID Webscaleシステムの運用が停止する可能性があります。

次の表に示す要素を評価して、運用停止プロセスによって実現する推奨トポロジがILMポリシーを満たすことを確認します。

評価する領域 メモ
使用可能容量 StorageGRID Webscaleシステムに格納されているすべてのオブジェクト データ(運用停止するストレージ ノードに現在格納されているオブジェクト データの永続的なコピーを含む)を収容できるだけの十分なストレージ容量をStorageGRID Webscaleシステムに確保できるか。

運用停止処理が完了してから妥当な時間が経過するまでの間に格納されるオブジェクト データについて、その予測される増加に対応できるだけの十分な容量を確保できるか。

ストレージの場所 StorageGRID Webscaleシステム全体に十分な容量が残っている場合、その容量がStorageGRID Webscaleシステムのビジネス ルールを満たす適切な場所に存在しているか。
ストレージ タイプ 運用停止処理が完了したあとに、適切なタイプのストレージを十分に確保できるか。たとえば、コンテンツをその保管期間に応じてSATAからSASに移すようにILMルールで指示される場合があります。その場合は、StorageGRID Webscaleシステムの最終的な構成に、適切なタイプのストレージが十分に確保されるようにする必要があります。