ストレージノードの運用停止について

ストレージ ノードの運用を停止すると、アクティブなILMポリシーを継続して満たすために、まず対象のストレージ ノードから別のストレージ ノードにオブジェクトがコピーされます。すべてのオブジェクトがコピーされると、運用停止されたストレージ ノードがStorageGRID Webscaleシステムから完全に削除されます。

StorageGRID Webscaleシステムには、アクティブなILMポリシーを満たすために最低限必要な数のストレージ ノードが常に存在している必要があります。つまり、ADCクォーラムを維持し、オブジェクトがイレイジャー コーディングされている場合はイレイジャー コーディング スキームで最低限必要な数のストレージ ノードを維持する必要があります。ストレージ ノードの運用を停止する前に、アクティブなILMポリシーを満たすために最低限必要な数を確認しておきます。場合によっては、運用を停止する前に新しいストレージ ノードを追加する必要があります。

ストレージ ノードの運用停止プロセスには次の制限事項があります。
注:ストレージ ノードの運用停止が完了するまでには、数日から数週間程度の時間がかかることがあります。それに合わせて運用停止を計画するようにしてください。運用停止プロセスは、システム処理に影響しないように設計されていますが、他の手順が制限される可能性があります。

ADCサービスのクォーラムに関する制限事項

StorageGRID Webscaleシステムには、Administrative Domain Controller(ADC)サービスの稼働クォーラムが常に存在している必要があります。グリッド タスクなどの処理を実行するためには、このクォーラムが必要です。そのため、ストレージ ノードの削除がADCサービスのクォーラムに影響する場合は、ストレージ ノードの運用を停止できません。ADCクォーラムでは、各データセンター サイトに少なくとも3つのストレージ ノードが必要です。データセンター サイトに4つ以上のストレージ ノードがある場合は、単純過半数((0.5xADC搭載のストレージ ノードの数)+1)が必要です。たとえば、ADC搭載のストレージ ノードが6つある場合に3つのストレージ ノードを運用停止するには、運用停止手順を2回実行する必要があります。システムには少なくとも4つのストレージ ノード((0.5x6)+1)が必要であるため、最初の運用停止手順では2つのストレージ ノードしか運用停止できません。3つ目のストレージ ノードの運用を停止するには、運用停止手順をもう1回実行する必要があります。運用停止によってクォーラムが失われる場合は、既存のストレージ ノードの運用を停止する前に、ADCサービスをホストする交換用ストレージ ノードを追加する必要があります。