グリッド ノードの運用停止

ストレージ ノード、APIゲートウェイ ノード、または非プライマリ管理ノードの運用を停止し、StorageGRID Webscaleシステムから完全に削除することができます。プライマリ管理ノードとアーカイブ ノードの運用は停止できません。

開始する前に

注意:運用停止手順を実行するには、グリッド ノードが使用可能でオンラインになっている必要があります。手順で指示されるまでは、グリッド ノードの仮想マシンやその他のリソースを削除しないでください。

タスク概要

グリッド ノードの運用を停止するとStorageGRID Webscaleが無効な状態になる場合は、StorageGRID Webscaleシステムで運用を停止できません。次の条件が適用されます。

あるストレージ ノードの運用を停止しているときに別のストレージ ノードで障害が発生した場合は、運用停止プロセスの完了を待ってから、障害ストレージ ノードをリカバリします。

運用停止手順が完了するまでには、数日から数週間かかることがあります。必要に応じて、特定の段階で運用停止手順を一時停止できます。

運用停止手順では次のタスクが実行されます。
  • グリッド ノードの証明書が取り消されます。

    これにより、当該グリッド ノードの運用が停止されてシステム処理に使用できなくなったことが、StorageGRID Webscaleシステムの残りのノードに通知されます。

  • StorageGRIDサービスが無効になり、当該グリッド ノードが正常にシャットダウンされます。
  • 運用停止されたグリッド ノードがStorageGRID Webscaleシステムのグリッド トポロジ ツリーから削除されます。
  • ストレージ ノードに対する処理
    • 運用停止されるストレージ ノードの状態が「Offline」に変更されます。
    • StorageGRID Webscaleシステムで運用停止されるストレージ ノード上のソフトウェアのバージョンがチェックされて、そのバージョンがグリッド タスクの指示と一致しているかが確認されます。
    • 運用停止されるストレージ ノードの状態が「Read-only」に変更されます。
    • 運用停止されるストレージ ノードのCassandraデータが、他のCassandraノードにコピーされます。
    • 運用停止されたストレージ ノードからオブジェクト データが移行され、ファイルの長さがゼロに切り詰められて進行状況がマークされます。

      運用停止処理の進行中にストレージ ノードがオフラインになった場合は、そのストレージ ノードがStorageGRID Webscaleに再び参加した時点で保留中の運用停止タスクが検出され、上記のデータ移行処理が続行されます。

注:運用停止されたストレージ ノードのストレージ ボリュームのコンテンツが、グリッド タスクによって安全に削除されることはありません。データ セキュリティを確保するには、運用停止手順の完了後に運用停止したグリッド ノードのドライブを消去する必要があります。

手順

  1. システムにイレイジャー コーディングされたオブジェクトがある場合は、repair-dataが実行されていないことを確認します。
    1. サービス ラップトップから、プライマリ管理ノードにログインします。
      1. 次のコマンドを入力します:ssh admin@grid_node_IP
      2. Passwords.txtファイルに含まれているパスワードを入力します。
      3. 次のコマンドを入力してrootに切り替えます:su -
      4. Passwords.txtファイルに含まれているパスワードを入力します。
      rootとしてログインすると、プロンプトが$から#に変わります。
    2. 実行中の修復の有無を確認します。 repair-data show-ec-repair-status
      運用停止プロセスを続行するには、StateSuccessであることが必要です。
  2. [Maintenance] > [Decommission]を選択します。
    [Decommission]ページが表示されます。


    ノードの運用停止ページのスクリーンショット

  3. 運用停止する各グリッド ノードの横にあるチェック ボックスをオンにして、プロビジョニング パスフレーズを入力します。
  4. [Start Decommission]をクリックします。
    確認ダイアログが表示されます。
  5. 確認のダイアログ ボックスで[OK]をクリックします。
    運用停止手順が開始され、進行状況ページが表示されます。運用停止手順がアクティブである間は、その進行状況が進行状況ページに表示されます。運用停止されるすべてのノードがテーブルに一覧表示されます。テーブルには、完了率を示す[Progress]バーと現在の段階がノードごとに表示されます。さらに、グリッド設定が変更された結果として、新しいリカバリ パッケージが生成されます。


    進行中のノードの運用停止のスクリーンショット

    注:運用停止手順の開始後は、ストレージ ノードに対して[LDR] > [Storage] > [Storage State-Desired]を変更しないようにする必要があります。状態を変更すると、一部のコンテンツが他の場所にコピーされなくなることがあります。
  6. [Maintenance] > [Recovery package]ページで新しいパッケージにアクセスして、新しいリカバリ パッケージをダウンロードします。
    注:運用停止手順でプロビジョニングを行ってリカバリの可能性を確認したら、できるだけ早くリカバリ パッケージをダウンロードしてください。
    運用停止プロセスが完了すると、進行状況ページが閉じ、[Decommission]選択ページが表示されます。


    運用停止の進行状況ページのスクリーンショット

  7. グリッド ノードが自動的にシャットダウンしたあとで、グリッド ノードの仮想マシンやその他のリソースを削除できます。

終了後の操作

新しいリカバリ パッケージをまだダウンロードしていない場合は、必ずダウンロードします。

運用停止手順の完了後に、運用停止されたグリッド ノードのドライブを確実に消去します。市販のデータ消去ツールまたはデータ消去サービスを使用して、ドライブから安全かつ完全にデータを削除します。