ストレージ ボリュームに障害が発生したストレージ ノードをリカバリする場合は、障害ストレージ ボリュームを特定し、アンマウントする必要があります。
グリッド管理インターフェイスにはサポートされているブラウザを使用してサインインする必要があります。
障害ストレージ ボリュームは、できるだけ早くリカバリする必要があります。ストレージ ノードで障害ストレージ ボリュームを特定してアンマウントし、障害ストレージ ボリュームのみがリカバリ手順の一環として再フォーマットされることを確認するとともに、障害ストレージ ボリュームに対応するデバイス名を特定します。
まず最初に、接続解除されたボリューム、アンマウントが必要なボリューム、またはI/Oエラーが発生しているボリュームを検出します。障害ボリュームがランダムに破損したファイルシステムを含んでいる状態で接続されている場合は、ディスクの未使用部分または未割り当て部分で発生した破損をシステムが検出できないことがあります。ファイルシステムの整合性チェックは通常どおりに実行する必要がありますが、この手順は必要時(電源喪失時など)に大きなファイルシステムで障害ボリュームを検出する場合にのみ実行してください。障害が発生したストレージ ボリュームを正しくリカバリするためには、そのストレージ ボリュームのデバイス名とIDの両方を把握しておく必要があります。
インストール時に、各ストレージ デバイスにはファイルシステムのUniversal Unique Identifier(UUID)が割り当てられ、そのUUIDを使用してストレージ ノードのrangedbディレクトリにマウントされます。ファイルシステムのUUIDとrangedbディレクトリは、/etc/fstabファイルに記載されています。デバイス名、rangedbディレクトリ、およびマウントされたボリュームのサイズは、StorageGRID Webscaleシステムの に表示されます。
次の例では、ボリューム サイズが4TBのデバイス/dev/sdbが/var/local/rangedb/0にマウントされており、/etc/fstabファイル内のデバイス名/dev/disk/by-uuid/822b0547-3b2b-472e-ad5e-e1cf1809fabaを使用しています。