StorageGRID Webscaleシステムのストレージ スペースが不足しないように、ストレージ ノードの使用可能な合計スペースを監視することができます。この情報は、導入環境レベル、サイト レベル、およびグリッド ノード レベルで確認できます。各ストレージ ノードのオブジェクト ストア0でオブジェクト メタデータに使用できるスペースの容量を監視することもできます。
開始する前に
グリッド管理インターフェイスにはサポートされているブラウザを使用してサインインする必要があります。
手順
- [Dashboard]を選択します。
- [Available Storage]の情報を確認します。
- [Grid]を選択し、任意のページを選択します。
- Total Usable Space(STAS)属性を一定の期間にわたって監視して、使用可能なストレージ スペースが消費される推定速度を計算します。
使用可能なスペースは、オブジェクトの格納に使用できる実際のストレージ スペースの量です。ストレージ スペースの詳細については、『
管理者ガイド』を参照してください。
システムの正常な運用を維持するには、ストレージ ディスクの使用可能なスペースを使い切る前に、ストレージ ノードを追加するか、ストレージ ボリュームを追加するか、オブジェクト データをアーカイブする必要があります。
例
次の例では、使用可能なストレージ スペースが1カ月に約4%減少しており、このストレージ ノードのスペースはあと8カ月ほどでなくなると推定できます。

- [Grid]を選択し、任意のページを選択します。
- [Overview]タブで、「Data Load (Percent) (CDLP)」属性の現在の値をメモします。
デフォルトでは、各ストレージ ノードの1番目のストレージ ボリューム上のCassandraデータベース用に2TBのスペースが予約されます。Cassandraは、圧縮や修復などの必須処理を実行するために一定量の空きストレージ スペースを必要とします。メタデータの負荷が容量の60%を超えると、これらのCassandra処理に影響します。ストレージ ノードを追加してStorageGRID Webscaleシステムを拡張する必要があります。ストレージが追加されると、すべてのストレージ ノード間でオブジェクト メタデータが自動的にリバランシングされ、アラームが解除されます。