コンテンツの保護:イレイジャー コーディング

取り込みの完了後、オブジェクト データのイレイジャー コーディング コピーを作成するようにILMルールで規定されている場合は、オブジェクト データが該当するイレイジャー コーディング スキームに基づいてデータとパリティのフラグメントに分割され、設定されたストレージ プールのストレージ ノードにそれらのフラグメントが分散して格納されます。

データ フロー

イレイジャー コーディングの動作はストレージ ノードのCMSサービスで制御され、これにより正しいイレイジャー コーディング プロファイルがオブジェクト データに適用されます。


説明が付随しているプロセスを示す図
  1. CMSサービスから、ADCサービスを照会することでイレイジャー コーディング処理の実行に最も適したDDSサービスが特定され、 そのサービスに「開始」要求が送信されます。
  2. DDSサービスからLDRに、オブジェクト データのイレイジャー コーディングを実行するように指示されます。
  3. ソースLDRサービスから、イレイジャー コーディングの対象として選択されたLDRサービスにコピーが送信されます。
  4. LDRサービスにより、オブジェクト データが適切な数のパリティとデータのフラグメントに分割され、それらのフラグメントがイレイジャー コーディング プロファイルのストレージ プールを構成するストレージ ノード(LDRサービス)に配信されます。
  5. LDRサービスからCMSサービスに、オブジェクト データの配信が完了したことが通知されます。
  6. CMSサービスにより、DDSサービスのオブジェクトの場所を示すメタデータが更新されます。

イレイジャー コーディングに関連する属性

次の表に、オブジェクトのイレイジャー コーディングの追跡に使用される主な属性を示します。

コンポーネント 属性の変化
CMS > Content ILM Evaluations(ILev):ILM評価の合計回数が、オブジェクトの初回評価時とイレイジャー コーディング コピーの作成時に1回ずつ増えます。
LDR > Storage

Total Usable Space(STAS):オブジェクト データの格納に現在使用できるストレージ スペースの合計容量が、このストレージ ノードに格納されたイレイジャー コーディング フラグメント(データまたはパリティ)のサイズに相当する分だけ減ります。

Total Usable Space (Percent)(SAVP):使用可能なストレージの合計容量の割合が、このストレージ ノードに格納されたイレイジャー コーディング フラグメント(データまたはパリティ)のサイズに相当する分だけ減ります。

Total Persistent Data(SPSD):永続的な格納データの推定サイズが、このストレージ ノードに格納されたイレイジャー コーディング フラグメント(データまたはパリティ)のサイズに相当する分だけ増えます。

Total Data (Percent)(SPDP):各デスティネーションLDRサービスで永続的データの格納に使用される合計ストレージ スペースに対する割合が、このストレージ ノードに格納されたイレイジャー コーディング フラグメント(データまたはパリティ)のサイズに相当する分だけ増えます。

LDR > Erasure Coding Writes - Successful(ECWC):イレイジャー コーディング オブジェクトの合計数が1つ増えます。