取り込みの完了後、オブジェクト データのイレイジャー コーディング コピーを作成するようにILMルールで規定されている場合は、オブジェクト データが該当するイレイジャー コーディング スキームに基づいてデータとパリティのフラグメントに分割され、設定されたストレージ プールのストレージ ノードにそれらのフラグメントが分散して格納されます。
イレイジャー コーディングの動作はストレージ ノードのCMSサービスで制御され、これにより正しいイレイジャー コーディング プロファイルがオブジェクト データに適用されます。
次の表に、オブジェクトのイレイジャー コーディングの追跡に使用される主な属性を示します。
コンポーネント | 属性の変化 |
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ILM Evaluations(ILev):ILM評価の合計回数が、オブジェクトの初回評価時とイレイジャー コーディング コピーの作成時に1回ずつ増えます。 | |
Total Usable Space(STAS):オブジェクト データの格納に現在使用できるストレージ スペースの合計容量が、このストレージ ノードに格納されたイレイジャー コーディング フラグメント(データまたはパリティ)のサイズに相当する分だけ減ります。 Total Usable Space (Percent)(SAVP):使用可能なストレージの合計容量の割合が、このストレージ ノードに格納されたイレイジャー コーディング フラグメント(データまたはパリティ)のサイズに相当する分だけ減ります。 Total Persistent Data(SPSD):永続的な格納データの推定サイズが、このストレージ ノードに格納されたイレイジャー コーディング フラグメント(データまたはパリティ)のサイズに相当する分だけ増えます。 Total Data (Percent)(SPDP):各デスティネーションLDRサービスで永続的データの格納に使用される合計ストレージ スペースに対する割合が、このストレージ ノードに格納されたイレイジャー コーディング フラグメント(データまたはパリティ)のサイズに相当する分だけ増えます。 |
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Writes - Successful(ECWC):イレイジャー コーディング オブジェクトの合計数が1つ増えます。 |