取り込み

取り込みとは、クライアント アプリケーションからStorageGRID Webscaleシステムにオブジェクトを保存するプロセスです。

データ フロー

クライアントからStorageGRID Webscaleシステムにオブジェクトを保存すると、ストレージ ノードのLDRサービスによって一意の識別子が割り当てられ、以降の読み出しや削除の操作で使用できるようにクライアントに返されます。オブジェクトはアクティブなILMポリシーに照らして評価され、ILMポリシーのILMルールに基づいてコピーが作成されて配信されます。オブジェクトのデータはLDRサービスからディスクに送信されて保存され、オブジェクトのメタデータはDDSサービスに送信されて管理されます。
取り込み

  1. クライアント アプリケーションでオブジェクトが作成され、HTTP要求を使用してStorageGRID Webscaleシステムに送信されます。オブジェクトがシステムのILMポリシーに照らして評価されます。オブジェクト データのコピーが作成され、ADCトポロジを照会して選択されたLDRサービスからストレージ プールを構成する他のストレージ ノードに送信されます。
  2. LDRサービスからディスクに、オブジェクト データがレプリケート コピーとして保存されます。
  3. LDRサービスからDDSサービスに、オブジェクト メタデータが送信されます。
  4. DDSサービスからディスクに、オブジェクト メタデータが保存されます。
  5. DDSサービスから他のDDSサービスに、基盤にある分散キー バリュー型データストアを介してオブジェクト メタデータのコピーが伝播されます。これらのコピーはディスクにも保存されます。
  6. LDRサービスからクライアントに、オブジェクトの一意の識別子が返されます。識別子の種類は、クライアントのインターフェイス(S3またはSwift)によって異なります。

取り込みに関連する属性

次の表に、StorageGRID Webscaleシステムへのオブジェクトの取り込みの追跡に使用される主な属性を示します。

コンポーネント 属性の変化
LDR > Storage Total Usable Space(STAS):オブジェクトの格納に現在使用できるストレージ スペースの合計容量が、新たに取り込んだオブジェクトのサイズに相当する分だけ減ります。

Total Usable Space (Percent)(SAVP):オブジェクトの格納に現在使用できるストレージ スペースの合計容量の割合が、新たに取り込んだオブジェクトのサイズに相当する分だけ減ります。

Total Persistent Data(SPSD):永続的な格納データの推定サイズが、オブジェクトのサイズに相当する分だけ増えます。

Objects Committed(OCOM):LDRサービスによるレプリケート コピーのオブジェクト格納処理の回数が1回増えます。

DDS > Data Store Total Objects(DATC):このDDSサービスで認識されるオブジェクトの合計数が1つ増えます。

S3 and Swift Objects(SDOC):StorageGRID WebscaleシステムへのインターフェイスにS3またはSwift REST APIを使用するクライアント アプリケーションでデータ オブジェクトが取り込まれると、このDDSサービスで認識されるデータ オブジェクトの合計数が1つ増えます。