StorageGRID Webscaleプラットフォーム サービスでは、リモートS3バケット、Simple Notification Service(SNS)エンドポイント、Elasticsearchクラスタなどの外部サービスを利用して、グリッドが提供するサービスを拡張できます。
プラットフォーム サービスについては、『テナント管理者ガイド』で詳しく説明しています。たとえば、サービスを設定する前に必要な作業として、テナント アカウントでリモート サービスを表すエンドポイントを作成する方法などが記載されています。このガイドでは、StorageGRID Webscaleにおける設定APIの実装について説明します。
次の表は、使用可能なプラットフォーム サービスとその設定に使用するAPIをまとめたものです。
プラットフォーム サービス | 目的 | サービスの設定に使用するS3 API |
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CloudMirrorレプリケーション | ソースのStorageGRID Webscaleバケットから、設定したリモートのS3バケットにオブジェクトをレプリケートします。 | PUT bucket replication |
通知 | ソースのStorageGRID Webscaleバケットでのイベントに関する通知を、設定したSimple Notification Service(SNS)エンドポイントに送信します。 | PUT bucket notification |
検索統合 | StorageGRID Webscaleバケットに格納されているオブジェクト メタデータを、設定したElasticsearchインデックスに送信します。 | PUT bucket metadata notification 注:これはStorageGRID WebscaleのカスタムS3 APIです。
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前提条件として、グリッド管理者がテナント アカウントでプラットフォーム サービスの使用を有効にする必要があります(『管理者ガイド』を参照)。