検索統合サービスの概要

S3バケットの検索統合を有効にすると、オブジェクト メタデータに外部の検索およびデータ分析サービスを使用できます。

検索統合サービスはカスタムのStorageGRID Webscaleサービスです。S3オブジェクトまたはそのメタデータが更新されるたびに、オブジェクト メタデータを非同期的に自動でデスティネーション エンドポイントに送信します。その後、デスティネーション サービスが提供する検索、データ分析、視覚化、機械学習の高度なツールを使用して、オブジェクト データを検索および分析し、情報を把握できます。

検索統合サービスはバージョン管理に対応している/していないに関わらずすべてのバケットに対して有効にすることができます。検索統合を設定するには、対象のオブジェクトおよびオブジェクト メタデータのデスティネーションを指定したメタデータ通知設定XMLをバケットに関連付けます。通知はJSONドキュメントの形式で生成され、バケット名、オブジェクト名、およびバージョンID(該当する場合)を使用して命名されます。各メタデータ通知には、すべてのオブジェクトのタグとユーザ メタデータに加えて、オブジェクトのシステム メタデータの標準セットが含まれています。通知はオブジェクトが作成または削除されるたびに(グリッドのILMポリシーによる削除を含む)生成され、配信のためにキューに登録されます。また、オブジェクトのメタデータまたはタグが追加、更新、削除された場合にも生成されます。更新時には、変更された値だけでなくメタデータとタグのセットも必ず送信されます。

バケットにメタデータ通知設定XMLを追加したあとに、バケット内の既存のオブジェクトについて通知が送信されることはありません。通知は、設定XMLの追加後に作成した新しいオブジェクト、およびデータ、ユーザ メタデータ、タグを更新して変更したオブジェクトについて送信されます。バケット内のすべてのオブジェクトのS3オブジェクト メタデータがデスティネーションに送信されるようにするには、バケットの作成直後かつオブジェクトの追加前に検索統合サービスを設定するか、バケット内の既存のすべてのオブジェクトに対してデスティネーションへのメタデータ通知メッセージの送信をトリガーする処理を実行する必要があります。

StorageGRID Webscale検索統合サービスは、デスティネーションとしてElasticsearchクラスタをサポートします。他のプラットフォーム サービスと同様、URNがサービスの設定XMLで使用されているエンドポイントにデスティネーションが指定されます。

検索統合の通知は、メタデータの更新がトリガーされたサイトからデスティネーション エンドポイントに直接送信されます。そのためグリッド管理者は、ドキュメントがデスティネーションのElasticsearchインデックスに送信されるように、各データセンター サイトのネットワークとファイアウォール ルールを設定しておく必要があります。

サポートされているElasticsearchのバージョンについては、Interoperability Matrix Toolを参照してください。